【経営者必須スキル】経営者にとって必須スキルとは?
インターネットが普及した現代において、自分のスキルやキャリアを活かして起業することはそれほどハードルが高いことではありません。
現在の日本では、登記費用の約20万ほどを捻出できれば、誰しもが経営者になることができます。
しかし、起業したビジネスをしっかりと経営できるか、成功を収められるかは、別問題です。
変化の激しい今の時代に適応し、企業を発展させていくのは一朝一夕の努力では事足りません。特に中小企業の成長と衰退は、経営者の能力で決まるといっても過言ではありません。
今回は、経営者に欠かせないスキルについて詳しく紹介します。
・朝言ったことを忘れる力
・タクシーでPC開いても自分に酔わない力
・同じこと1000回言える力
・エゴサしない胆力
・エゴサしても傷つかない鈍感力
・給与支払ミスらない注意力
・任せている事業に大砲ぶちかましたい気持ちをこらえる我慢力
これからの時代、経営者のみならずビジネスマンにも、経営者の視点が必要だとよくいわれています。是非参考にしてみてください。
【経営者必須スキル】朝言ったことを忘れる力
常に変化が求められるビジネス界においては、経営者にスピード感のある対応力が求められます。
外部環境の変化をいち早くキャッチし、その時々に見合う経営判断を瞬時に行わなければならないのです。
その決断は早ければ早いほどよく、朝出した指示をその日一日様子を見て、夕方には撤回なんてことも十分にありえます。
「指示がコロコロ変わることで社員が戸惑わないか」
「ちょっと様子を見た方がいいか」
など、気にしてしまうと、ズルズルと続け、傷口を広げてしまいます。
「マズイ!、間違えた!」と判断したら朝言ったことなどすぐに忘れてしまいましょう。躊躇なく意見や考えを変えて、臨機応変な対応をとることが重要なのです。
チャレンジなんて失敗して当たり前のものです。
「これ以上はまずい」って思ったら、何事も無かったかのようにサッと引いて、次のチャレンジを試してみればいいのです。コロコロ変わることは成功の近道です。
【経営者必須スキル】タクシーでPC開いても自分に酔わない力
経営者の中にはタクシーのメリットに着目し、タクシーを主な移動手段として方が多いです。
タクシーの最大のメリットは「時間を買える」という点です。
経営者は常に忙しい人が多く、移動している時間さえ惜しく感じます。電車やバスだとどうしても周りに人がいるので、仕事がやりづらく、電話もかけれません。
しかしタクシーであれば、電車やバスと違い周囲に人はいません。目的地までの移動中に仕事をすることができます。
電話やメールをしていても良いし、PCで仕事していても良いです。1人で事業戦略や新しいビジネスモデルを考案してみることもできます。
しかし、タクシーで仕事をする中で注意したいのが車酔いです。パソコンやスマホで仕事をしながら車に乗っていると、人によっては酔ってしまいます。
酔ってしまったらその後の仕事パフォーマンスも落ちてしまいますので、気をつけましょう。そしてタクシーで仕事をしていると、いかにも経営者っぽいですが、そんな自分に酔うのもやめましょう。
タクシー利用は費用がかかるのも事実です。タクシーで仕事をするなら確実に成果を出せるよう、しっかり結果を出す仕事をしましょう。
【経営者必須スキル】同じこと1,000回言える力
企業の経営者にとって、いつも同じことを繰り返し語るのは、非常に重要なことです。
しかし、毎回同じ話ばかりしていると、「また同じこと言ってるよ」と周りに言われかねません。
しかし、経営者が同じ話を繰り返し語ることは、自らの経営への思いを社員に浸透させることにつながります。
そして日本の有名企業の社長も同じ話を繰り返す重要性を述べています。
「同じことを繰り返し語るには、自分の言っていることに自信がないと無理。経営者には、同じことでも繰り返し語っていく勇気が必要だ」
大塚氏が毎年掲げるテーマは、毎年変化がありません。このことについて大塚社長は、
「顧客目線で経営をするという姿勢は、これからも変化がない。そこに大塚商会の強みがある。それに基づく年頭スローガンは、変化がなくて当たり前」
2007年度から3年間に渡って、「打って出る」という言葉をスローガンに使い続けています。このことについて
「これは1年だけで簡単にできるものではない。もっと打って出なくてはならない。2年目には松下電器産業からパナソニックへの社名変更、3年目には大変な難局に直面し、こういう時こそ、大きな成長を遂げるために経営の足腰を鍛える好機と捉え、グループ社員全員がこの想いを共有して、結束し挑んでいくことが必要と判断した。そこで継続して、『打って出る』という言葉を使った」
と仰っています。
中小企業の多くで人材が育たないのは、社長が毎回違うこと、新しいことを教えるからです。
勉強でもたくさんのテキストを使って、たくさんのことを勉強することよりも、少ないテキストを使い、同じことを何度も繰り返すほうが頭に残ります。
小学1年生で野球、2年生でサッカー、3年生でバレーボール、4年生でバスケットボール、5年生で空手、6年生で野球を教えても、結局どのスポーツもうまくなりません。どれも中途半端になってしまいます。
ですが、ひとつのことを継続すると、圧倒的に上達します。仮にどんなに質の低い教えであっても、どんどん与えたほうがいいのです。間隔をあけずに反復していけば、人間は必ず成長します。
社員教育も同じように大切なのは、質ではなく、「回数」です。教育の質は低くても、長期間継続することで、社員の質は高くなるのです。
特に、中小企業が大企業に打ち勝つには、「回数」で勝負するしかありません。
大学も出ていない質の低い社員であっても、継続的に30年間勉強させていれば、有名大学を出て、30年間教育していない会社員に勝つことができるはずです。
このように「また同じことを言っている」と言われている社長は、実は一流の社長なのです。毎日毎日教えることが変わることは、ダメな社長に見られる傾向です。
【経営者必須スキル】エゴサしない胆力
エゴサーチ「エゴサ」は芸能人や著名人だけが行うものと思いますが、企業の経営者が、自分自身や、関わっている会社、サービスなどについて、周りからどのような評価をされているか確認するために、エゴサーチを活用しているようです。
しなし、エゴサーチで知った情報は好意的なものばかりではありません。
中には自社への誹謗中傷もあるのです。誹謗中傷を知ることで、精神的に傷付いてしまうことがあります。自分や自社の製品がけなされるコメントを見ることで前向きな気持ちになれるわけがありません。
仮に悪い意見は圧倒的に少ないとしても、その僅かな意見ばかり気にしてしまう傾向があります。
誹謗中傷があるとわかっていても、どうしても自分の評価が気になってやってしまうのはわかります。しかし結局の所、エゴサーチをしても自分がダメージを受けるだけです。
どんなに気になっても、エゴサをしないという、胆力を身につけましょう。
【経営者必須スキル】エゴサしても傷つかない鈍感力
どうしても自分や自社の評判が気になってしょうがない、気になって仕事に集中できないならば、エゴサをしてみてもいいでしょう。
ただし、その際に大事なのは決して傷つかない「鈍感力」を持つことです。
鈍感力とは、「ストレスになりそうな外部情報を自分の中で貯めこまず、上手く受け流す力」のことです。 気にしない力やスルー力とも言えるかもしれませんね。
エゴサをすると必ず誹謗中傷があると思ってください。その悪い評判に、気にしすぎたり、考えすぎたりして、実際の行動に踏み出せなくなるのは問題です。
「こんな意見もあるんだ」くらいに受け流し、どんどん前に進んでいかなければなりません。
芸能人の方々もエゴサをすると落ち込むことが多いらしく、鈍感力を身につけるのは難しいことです。鈍感力を身につけることができれば、無駄に気にしすぎることが無くなるので、ラクに生きられるかもしれませんね。
【経営者必須スキル】給与支払ミスらない注意力
「従業員は給与をもらえて当たり前」と思うかもしれんが、意外なことに給与計算のミスは案外多いものです。
多くの時間と費やした労力に対する対価としてもらえる給与は、社員にとって非常に大切なものです。
給与は社員のモチベーションにもなりますし、何より給与が無ければ生活できません。多くの人は、給与のために働いていると言っても過言ではありません。
給与支払いをきちんと行えないとなると、当然モチベーションは急下降するでしょう。それを間違えて支給するのは本来、あり得ないことで、言語道断なのです。
給与支払いミスだけはないように、細心の注意を払いましょう。
【経営者必須スキル】任せている事業に大砲ぶちかましたい気持ちをこらえる我慢力
企業同士における競争で重要なのは、結果がなかなか出なくても、結果を出すまでいかに耐えられる我慢力です。
今やってることが正解か間違いかはわかりません。たとえ正解が見えなくとも、その中で結果を出していく。そのためには我慢力が必要になってくるのです。
競合企業がぐんぐん力をつけて周りから注目されている、売上が伸びてきている、新しい事業を立ち上げる話がでてきている…そういうときは焦って浮足立ち、今抱えてる案件にテコを入れをしてでも、すぐに成果を出したいと考えてしまいます。
すると自分のペースを見失い、我慢が途切れます。そして自分の力を超えた無理なことをし始め、コントロールを失います。
勝負所がくる前に勝負をすれば、本当の勝負所で動けません。
このように短期的な結果を出して、気持ちを楽にしたとしてもその場凌ぎでしかありません。最終的に行き着く先は自滅です。
<まとめ>【経営者必須スキル】経営者にとって必須スキルとは?
経営者必須スキルについて紹介しました。
・朝言ったことを忘れる力
・タクシーでPC開いても自分に酔わない力
・同じこと1000回言える力
・エゴサしない胆力
・エゴサしても傷つかない鈍感力
・給与支払ミスらない注意力
・任せている事業に大砲ぶちかましたい気持ちをこらえる我慢力
日本だけでも多くの企業が存在し、その一つ一つに経営者がいます。
全てが同じ業種というわけでないので、それぞれの分野で必要のスキルは変わってくるでしょう。
今回紹介したスキルは業種問わずに経営者になるなら当然のことです。是非身につけて、会社を発展していってください。
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