8年間仕事をしてきて思ったこと。
期待と不安を胸に、新卒で入社した企業に勤めて8年が経ちます。1年目は慣れない環境と未経験の業務に慣れるの精一杯であっという間だったのを覚えています。
時間と共に様々なスキルを身につけ、気がつけばベテランと呼ばれる位置にいます。
幸せなことに今まで転職も退職も考えてことはありません。する理由も必要性もないからです。
仕事内容や待遇に不満はなく、職場は人間関係も良く、自分自身が成長していることを実感できています。
もちろん辛いこともたくさんあり、社会人として活動していく中で様々なことを学びました。
「後回しは猛毒」
「挨拶は万能な初期装備」
「足し算より引き算」
「挑戦の数は成長に比例」
「前提を伝えるのが前提」
「事実と解釈は区別」
「自己投資は起爆剤」
「結論と3つの根拠は神器」
「コツコツが勝つコツ」
「月曜が楽しみな仕事は天職」
今回は8年間仕事をしてきて思ったことについて紹介します。今後のビジネスライフの参考して頂けたら幸いです。
後回しは猛毒
面倒なことや苦手なこと、好きではないことって仕事ではつい後回しにしがちです。
しかし、「めんどくさいことを後回しにしている状態」はRPGでいう「毒状態」のようなものです。早く片付けないとどんどんHPが削られていきます。
めんどくさいことって後回しにしても頭の中に居座り続けるものです。人間は「先延ばししていること」があると、脳はずっとそのことを覚えているものなのです。
そのため、なにか作業していても、そのことを脳はずっと考えているので、集中力をフルに使えない状態になり、生産性が下がります。
また、「やらないといけない」と思っているけど、やらないことで脳にストレスがかかり続けます。
挨拶は万能な初期装備
挨拶は、「心を開き、その心に近づく」という意味を持っています。
挨拶は、仲良くなるための最初の一歩です。何回も挨拶することで、相手もあなたに心を開きやすくなるでしょう。「話しかけやすい人だな」と声をかけるハードルが下がり、コミュニケーションに繋がるのです。
第一印象は持続するとも言われています。挨拶は出会ってすぐするもの。あなたの印象を大きく左右するのです。
多くの人と接する会社では、全員と仲良くなるのは難しいです。そのため、ほとんど関わらない人は挨拶であなたを判断しています。
笑顔で大きな声で挨拶をしている人を見ると、「やる気にあふれているな」「健康的だな」と感じます。挨拶をすると、きっと仕事も真面目なんだろうな思われます。
一方、挨拶をしなかったり、挨拶する声が小さかったりすると、「疲れているのかな?」「体調が悪いのかな?」という印象を与え、仕事も適当なんだと思われてしまいます。
このように、挨拶によって相手と良い関係を築くことができます。
挨拶をすることで好印象を与えたり、マナーが良い人と思われたり、味方であると伝えられたり、相手に自分に興味があるんだと思わせることができます。
その結果、困っている時には助けてもらえたり、元気がない時には励ましてもらえたり、不安な時には「大丈夫」と声をかけてくれるようになります。
挨拶は、自分発信で相手に影響を与え、最終的には自分に幸運をもたしてくれるのです。
足し算より引き算
ビジネスになるとどうしても
・生産量を増やす
・品揃えを拡大する
・機能を追加する
・ターゲットを拡大する
など、足し算の思考になりがちです。
情報や商品、機能が過剰な現代社会。それにも関わらず、多くの企業は他社を意識し、自社に足りないものを足そうとするのです。
おそらく足らないことは目につきやすいのでしょう。しかし、ビジネスにおいて重要なのは、短所を足し算により伸ばすのではなく、長所を伸ばすことです。
たとえば、「ラーメンだけを提供する店」と「ラーメン、うどん、そば、カレーライスを提供する店」だったら、「ラーメンだけを提供する店」でラーメンを食べたいと思うものです。品揃えを豊富にするよりも、強みで勝負するのです。
また、短所を克服するよりも、長所を伸ばす努力をした方が個人のモチベーションも上がります。
これはあくまでも私の考えですが、日本の商品に関しては機能過剰な商品が多いので今後は引き算の美学が問われると考えています。
そのためには、本当に機能しているものを吟味し、意味の薄いもの、コスパの悪いものを除外していかなければいけません。
「挑戦の数は成長に比例」
「仕事を通じて自分自身を成功させたい」
とは誰もが思うことでしょう。ではどうすれば成長できるか?それは、挑戦をすることです。
タフな業務を引き受ける、新規プロジェクトに立候補する、ジョブポスティング(社内公募)を活用して環境を変えるなど様々ことに果敢にチャレンジしましょう。
何かに挑戦する。その時点で、あなたは成長を手に入れています。挑戦することで、失敗したり、挫折を経験することもあるでしょう。
目標を達成するためには、困難を乗り越えていかなければなりません。そのためには、技術の習得や経験知、自信、人とのつながりなどを得ることが必要になります。
高い目標であればなおさらです。
仮に失敗したとしても、経験知を得ることができます。発明王トーマス・エジソンがこう言い切ったようにです。
「私は失敗したことがない。うまくいかない1万通りの方法を見つけたのだ」。
前提を伝えるのが前提
プレゼンテーション、進捗報告、決裁申請など、仕事で説明する機会はたくさんあるし、物事を説明して理解してもらうことは、ビジネスの基本です。
よく言われるわかりやすい説明の基本は「結論から話す」です。でも実は、結論を伝えるより先にするべきものがあります。それは前提をそろえる事です。
前提が整理されていると、結論自体がより効果的になります。前提とは、これから話す内容について、相手がどの程度の知識を持っているかということです。
相手の知らないことを話すときや、過去に話したことはあるけれど、その内容を覚えていなさそうな場合には、前提情報を共有しましょう。
例えば新任の上司に対して自分の顧客の話をするとき、過去の経緯や取引履歴を簡単に説明し、相手と自分の知識レベルをそろえる必要があります。
さらには、相手の理解度に合わせて説明のレベルを調節することも重要です。ほかの業界の人や、はじめて打ち合わせに参加する人に向けて説明するときには、「相手がわかっていない」という前提にたって言葉を選び、何をどの順番で伝えるかを考えよう。
さらには、時間内に何を話せばいいのか、どこまで深く話せばいいのか、どこに重点を置いて話せばいいのかといった点も意識すると良いでしょう。
事実と解釈は区別
事実と解釈を混同してしまう人は、たいてい仕事が上手くいかないと思います。
それは、相手に伝えたいことが正しく伝わらないからです。相手に正しく伝えるには「事実」を伝えることが大切です。「解釈」ばかりの説明は正しく伝わりません。
「事実」と「解釈」の違いは下記になります。
事実:実際に起こった事柄、現実に存在する事柄。
解釈:人から聞いたことや文章、物事の意味を、受け手側が考え理解すること。
事実:今日の気温は38℃
解釈:今日は暑い
「事実」は具体的な数値などで明確になっており、誰が見ても異なる判断を生まないものです。一方で「解釈」は個人の感覚が含まれており、人によって捉え方が異なるものです。
説明をする際に、「解釈」だけの説明では相手に伝わりません。理由は人によって捉え方が異なるからです。
人によって考え方や価値観が異なり、考え方や価値観が異なる背景には、人生経験や生活などの違いがあります。
だからこそ「誰が見ても異なる判断を生まない表現」=「事実」を伝える必要があるのです。
例えば「急ぎ」という言葉は頼む側にとっては「今日中」だとしても、「明日中」と捉える人もいます。このような認識の差異を生まないためにも、具体的な期日を事実として伝えるべきなのです。
事実と解釈がごちゃごちゃになっていると、事実を再確認する必要や、間違った認識のもとで進めることに繋がります。これは非常に非効率であるので、重要と解釈は分けて使いましょう。
自己投資は起爆剤
自己投資とは、自分の成長のためにお金を出してスキルアップし、そのスキルを使ってお金を稼ぐことことを意味します。
例えば英語に自己投資をし、英会話に通い日常会話が英語でできるくらいにまでスキルアップしたとします。
本業で英語を使うことがなくても、週末だけ誰かに英語を教えるビジネスをして、お金をもらうとこれは自己投資をしたことになります。
また、専門書や自己啓発書などのビジネス書籍を読み、それをビジネスで実践して結果を出し、収入を上げた場合も自己投資になります。
このように自己投資にかけるお金と時間を増やせば増やすほど、自分の人生を変える起爆剤になります。
結論と3つの根拠は神器
相手に伝わりやすいのは説明は、最初に「結論」を述べ、次に「根拠」を挙げます。結論は1つですがら根拠は3つあると説得力が増でしょう。
「これが結論です。理由はAでBでCだからです」と話が組み込めれば、話が不必要に長くなったり、伝わらなくなったりすることありません。
基本的にこの型にはめて考える癖をつけておけば、説得力のある話し方ができるでしょう。
コツコツが勝つコツ
これは「コツコツと努力する事が勝つコツ」という意味です。
一瞬だけの努力はその場しのぎの成果が出たとしても、継続はしません。テスト前の猛勉強がテストで良い結果を出せたとしても、その後の人生に役立つことはありません。
継続して続ければ確実に力は付いていきます。企業でコツコツと努力をして、着実に結果を出している人は、出世競争でも勝ち組になっています。
つまり地味にでも、コツコツと着実に努力を重ねることが、最後には勝つコツになっているという事なんですね。
月曜が楽しみな仕事は天職
天職とは、他人から認められようが認められなかろうが関係なく、報酬も気にならず、とにかく自分はこの仕事をやりたいという強い情熱を持って没頭することができます。要は心から仕事を楽しめています。
大半の社会人は、日曜日の夕方に「明日の仕事が憂鬱だな…」とサザエさん症候群に襲われ、月曜日に仕事に行きたくないと感じています。
逆に日曜日の夕方に「早く明日になってほしい」「月曜日が楽しみでしょうがない」と思えるならば、それは仕事を心から楽しめている=天職である証拠です。
【まとめ】8年間仕事をしてきて思ったこと。
8年間仕事をしてきて思ったことについて紹介しました。
「後回しは猛毒」
「挨拶は万能な初期装備」
「足し算より引き算」
「挑戦の数は成長に比例」
「前提を伝えるのが前提」
「事実と解釈は区別」
「自己投資は起爆剤」
「結論と3つの根拠は神器」
「コツコツが勝つコツ」
「月曜が楽しみな仕事は天職」
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長いビジネスライフ、これからも楽しんでいきましょう。
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