【麺処直久 プレナ幕張店】100年超の歴史を誇る老舗の支那そばは素朴で優しい味がした!
今回は千葉市幕張新都心は海浜幕張駅プレナ2Fに最近オープンしたお店、麺処直久 プレナ幕張店を紹介します。
最近オープン・・・と言っても「直久」というブランドは大正時代に初声を上げてから100年以上の歴史を誇る老舗中の老舗です。最早暖簾の古さ云々よりは中華そばのルーツに近いくらいの存在ですね。一体どんな味がするのでしょうか?
「直久」とは
「直久」という店名は初代の店主 土橋直久氏の名前に由来します。
人気の支那そばの起源は土橋氏が山梨県甲府市で営んだ「更科」という料理店の1メニューでした。「更科」では山梨名物ほうとうや日本そば、うどんも提供していたのですが、殊更に支那そばが人気だったそうで瞬く間に地元で評判の食べ物となりました。
ここから「直久」の快進撃が始まります。昭和42年に銀座すき屋橋に「本場の味らーめん直久」を開店します。14坪の小さな店から始まったそうですから、まさに「ギンザドリーム」の始まりですね。
当時ではモダンだった「セントラルキッチン」方式をいち早く採用したのも「直久」です。分かり易い例えは「学校給食」ですね。
ある程度までの調理を一箇所の厨房で集中的に行うことによって味のばらつきを防ぎ、品質の向上を図りました。このことにより青山や新橋に次々と店舗を拡張し、お土産販売を百貨店でも行えるようになりました。
今では関東を中心に「麺処直久」「らーめん直久」2つのブランド計20店舗が展開しています。
麺処直久 プレナ幕張店。プレナ幕張店はJR海浜幕張駅前にあります
「直久」プレナ幕張店は、JR京葉線「海浜幕張駅」が最寄りです。近辺には幕張メッセや千葉ロッテマリーンズの球場があります。
海浜幕張駅に着いたら南口を出ましょう。
南口を出ると目の前にPLENA幕張が出現します。
駅から白い屋根がPLENAの入り口まで繋がっていて、左手には千葉ロッテマリーンズのマスコットがお出迎えです。「直久」が入っている2Fにはエスカレーターで登っていけます。
「麺処直久 プレナ幕張店」に到着です
2Fのガラス扉にはコロナウイルスの影響で店舗の営業時間が短縮していることを告げる貼り紙がしてあります。外出自粛のこのご時世、各店舗の苦労が伺えます。頑張れ!
入り口を入り左手に進むと「直久」の看板が見えます。
開店してまだ1年も経っていない店舗です。新しくてとても綺麗です。
さすが老舗の人気店です。ショーケースも立て看板も行き届いています。メニューも豊富で季節限定商品として「贅沢炙りチャーシュー麺」が宣伝されています。
いざ、麺処直久プレナ幕張店の店内へ
しばし店の前で品定めをした後、いよいよ店内へ入ります。食券機はなく、食後に精算方式です。各種カードが使えます。
店内はカウンターのほか、2人がけのテーブルが数席あります。密な状態を避けるため、テーブルは一つおきに使えないように工夫されていました。私は入り口に1番近いテーブルに座りました。
麺処直久 プレナ幕張店。メニューを前に悩む
女性店員が水と水差しを持って来て、「決まりましたら声かけてください」。
メニューを見ると季節限定の「炙りチャーシューメン」の他に「コク旨らーめん」がオススメのようです。私は野菜が好きなので「とんさいラーメン」の醤油スープを選びました。
「とんさいラーメン」には塩や味噌のスープもありましたが、老舗の支那そばと言ったら、醤油出汁を選ぶのが正攻法でしょう。
ラーメン単体ではあまり安いとは言えない価格設定ですが、セットにするとお得感があるようです。ミニそぼろ丼と餃子3つをつけてみました。ウーロン杯もついでに・・・
麺処直久 プレナ幕張店の店内をチェック!
入り口のレジのすぐ横が厨房になっていて、ガラス戸で仕切られています。
天井は高く、開放感があります。
奥の方は大きなガラスになっていて明るい雰囲気です。私の他には1人客や、2人連れの客が主でした。女性客やカップルが多い印象です。
壁には「直久」の歴史や、オススメメニューの解説が貼ってありました。
麺処直久 プレナ幕張店のラーメン登場!
待つこと数分、着丼です。青い丼に野菜が山盛りに乗っています。そして細切になったチャーシューが散りばめられています。
麺処直久 プレナ幕張店のスープ。見た目ほどにしつこくない
スープは醤油の色も濃く、脂もしっかり浮いています。しかし、一口啜ると全く脂っこくありません。味もとても淡白です。何だか懐かしい、素朴な味がします。
麺処直久 プレナ幕張店の麺は中太ストレート
麺は白く、中太ストレートです。結構歯応えがあって硬めに茹でてありますが、プチプチっと歯切れよく口の中で踊る感じです。
そして野菜はシャキシャキしています。炒めるときの火加減が良いのでしょうね。セントラルキッチン方式とは言え、このお店の厨房内でも一手加えているようです。キャベツもモヤシもくたくた感がなくて、フレッシュな食感です。
野菜本来の食感と味を重視しているのでしょうか。味は薄めです。途中で何回かテーブルに置かれた胡椒をカリカリと回してかけました。今回は胡椒だけにしましたが、酢をかけて味変を求めるのもアリですね。
完食です。お腹いっぱい
スープも飲み干し、ミニ丼も餃子3も完食です。お腹一杯になりました。
よくよく見ると、ジョッキはオリジナルなのですね。さすが大手の老舗です。
麺処直久 プレナ幕張店はコスパが良かった
「直久」は仕事や勉強で忙しくてお腹がすいた人が手早くお腹いっぱい食べるのに向いていますね。スープはクセがなく、サイドメニューの組み合わせも充実していますので、どのバリエーションを選んでも、まず外れなく安心して食べることが出来そうです。
アルコールもツマミもあるので、仕事帰りにフラッと楽しむのも良さそうです。
今度はこく旨醤油ラーメンを食べてみようかな。背脂が浮いてるみたいですが、あっさりと頂けそうです。
長く続いている老舗ですが決してあぐらをかくことなく、常にメニューの開拓には余念がない「直久」。コロナ禍に挫けることなく、これからもずっと頑張ってほしいですね。
ちなみに冒頭でプレナ幕張の外から2階に入る方法を紹介しましたが。1Fから入って建物内のエスカレーターを利用しても2Fに楽にいけます。
プレナ幕張には1Fにもいろんなお店が入っています。各お店を見て食欲を掻き立てながら2Fに上がるのも、また楽しいものですよ。
麺処直久 プレナ幕張店
店名 | 「麺処直久」プレナ幕張店 |
---|---|
住所 | 千葉県千葉市美浜区ひび野2−4プレナ幕張2F |
電話 | 043−306-7095 |
営業時間 | 11:00-23:00 |
定休日 | 無休 |
・「青葉」日本一のつけ麺
・屋台拉麺 一’S 幕張店の牛骨塩ラーメン
・銀座の名店。らーめん一郎
・「大勝軒」綾瀬店
・南新宿ラーメンヤスオ
・みそ部門3連覇の「大島」
・真鯛ラーメン麺魚@錦糸町
・ラーメン曳舟鶏味噌つけ麺
・博多一瑞亭。新宿御苑前の名店
・西船橋の名店麺屋あらき竈の番人
・有楽町の谷ラーメン
・府中分梅町ラーメンショップ
・田町の名店むらさき山