【らーめん一郎】銀座の隠れた名店らーめん一郎。らーめん一郎の醤油ラーメンはこだわりに満ちていた!
二郎ラーメンの名を知らない方は少ないと思います。あのマウンテン状態に盛られた野菜、黒いスープに見え隠れする太い麺。一口味わえば中毒性を悟るスープ。そう、大概のラーメンファンは「二郎系」「ガッツリ系」を見抜くことはたやすいことです。
しかし、「らーめん一郎」を知っている方は少ないのではないでしょうか?
「らーめん一郎」は二郎と全く関係がありません。兄貴分でもなんでもないと思われます。銀座の小ぢんまりとした個人のお店です。同列に語ることはできません。しかし、そのこだわりと実力は決して侮れませんよ。
今回は銀座にある「らーめん一郎」について特集します。銀座のらーめん一郎、なかなか深いですよ。
「らーめん一郎」は銀座三丁目。銀座の入口の地下にあります
銀座は言わずと知れた、古今東西を問わぬ洗練された都会の代名詞。ここで庶民的なラーメン専門店を探すのは結構に大変です。なにせ、お店がいっぱいありますからね。ゴミゴミしています。
喧騒の中にも優雅さを保ちましょう。そもそも、どこにでもあるようなチープなラーメンチェーン店は存在しません。ラーメン食べたければ高級中華料理屋に行くのがセオリーなお土地柄。
しかし、美味い店はあるのです。立派に頑張ってる個人商店的ラーメン屋は、あるのです。私が向かったのはJR経由。JRを使うと、有楽町駅中央口になります。
らーめん一郎。銀座丸井を右手に
マルイを右手にみながら大通りに突き当たり、右に曲がって数メートルのところに案内板看板にあたります。
右に曲がって数メートルのところに案内板看板をチェック
ここまでくれば銀座の全貌が鳥瞰できるので。安心です。大通りの交差点を渡り映画館の少し右を目指します。銀座のらーめん一郎までもう少し。
銀座のらーめん一郎の目印。このお店を左手に曲がると、もう大丈夫
銀座のらーめん一郎の目印、結構看板は目立ちます。銀座といっても面積自体はそんなに広くありません。
有楽町よりをブラブラ歩いたことある人は、案外この看板をみたことがあると思います。地下鉄からゆっくりと探し歩くのも良いでしょう。行列も多々目撃されていますよ。
「こんなところにラーメン屋が!?」と驚いた人も多いのでは?銀座のらーめん一郎への最短ルート
地下に潜って、潜入!その日は日曜日の午後イチ。運良く行列はありません。地上の看板でメニューを確認。
カレーラーメンなど、新規メニューに心が躍ります。看板に従い、階段を下りて地下に降ります。
スロープに紅い提灯発見。さらに下ります。銀座のらーめん一郎に行くためには。
角に製麺所の木札を見ながらUターン。ついに到達!ドキドキします。
銀座のらーめん一郎内装。食券機を目のまえに
入口入ってすぐの食券機。銀座のらーめん一郎の食券機、結構ボタンがあります。つまりメニューが豊富ですね。
ベースは醤油か塩。これにシジミ、カレーが加わりトッピングや替え玉なども。
多くの引き出しをもつお店です。ここは初志貫徹。醤油ラーメンをチョイス。海苔をトッピングします。これで780円+100円。銀座という場所を考えると、結構頑張ってるなー、という価格設定です。
銀座のらーめん一郎はカウンターのみ7席。青森シャモロックがお出迎え。色紙も
中に入ると、店主と奥さんと思しき女性の二人。カジュアルに黙々と仕事してます。青森シャモロックの黄色いジャンパーがそそります。スープの期待大です。
コジルリ他、有名タレントの色紙が整然と飾られています。TVグルメ番組でも結構所紹介されてるみたいですね。カウンターはちょうど1つだけ空き席が。ラッキー
そして、イチローワールド
振り向くと、イチローの写真が。店主はオリックスから世界的メジャーリーガーになったイチロー選手のファンなのでしょうか。足跡を称える写真が大きく飾られています。
銀座のらーめん一郎のカウンターには、こだわりの醤油が
カウンターにはキレイに整えられた蓮華。そして何気なく置いてある瓶。一つは塩魚汁。一升瓶かい?小さい方の瓶は弓削多の吟醸醤油とラベルに。うわ、原価高そう。
銀座のらーめん一郎。やはり銀座の客はマナーがいいですね
待っている間に作業着を来た三人組が入ってきました。親方らしき中年男性に+若者2人。馴染み客のようです。親方は店主に挨拶の後、席の埋まり加減を目線で確かめてます。
4つ席は空いてる。店主に言われるまでもなく、先客は互いに目配せして席をじわじわと端によって席を3人分、並べるように確保。これぞジャパニーズスタイル。
日本文化の素晴らしさ、奥ゆかしさです。飯は楽しく食べるべし。そのために刹那の連携は大切。仲間は並んで食うべし。
「こっちは3人。どいて席開けて下さい」分かっていても、それはなし。あくまでも、譲り合い。厳つい顔の土方風親方に「有難う」と言われて、一段と気分よし。
そして銀座のらーめん一郎のラーメンにご対面。楽しみ
数分で銀座のらーめん一郎のラーメンにご対面。大ぶりのチャーシュー、小松菜、ナルト、ネギ。昭和を感じるシンプルなお顔をしています。トッピングの海苔がグルッと花を添えます。
そしてこの器。銀座のらーめん一郎、期待しかありません。
銀座のらーめん一郎のスープはイワシ焼き干し
透き通ったスープはあっさりと薄味で、芳醇な香りがします。これがシャモロック+イワシ丸干の青森フルパワーなのでしょうか?
旨いです。汁だけで充分お金取れるような。これに弓削多の吟醸醤油?どこまでも手をかけています。しょっぱくないです。
銀座のらーめん一郎のラーメンの麺は北海道産の特注
階段の木札「菅野製麺所」を思い出します。これが北海道小麦100パーセントの特注麺なのでしょうか?中細まっすぐ。
手製感十分に、するすると喉を通っていきます。チャーシューは大きくて厚みも充分。低温でじっくり仕上げたそうです。
どれだけ手をかけているのか?口のなかでホロホロと溶けていきます。
モチロン、替え玉。銀座らーめん一郎で替え玉を。しかも100円です。
これだけ旨い麺です。もちろん替え玉です。
汁をなるべくたくさん残して100円をカウンターに置き、替え玉をコールします。皿で出てきた麺を慎重にスープに絡め・・・・旨い。最高です。
スープが最高。自然と飲みきってしまう美味さ。さすが銀座のらーめん一郎
銀座のらーめん一郎、噂通りスープが最高でした。しっくりきます。美味い、兎に角うまい。自然と飲みきってしまう美味さ。
さすが銀座のらーめん一郎。汁飲みきり。これは飲まねば、バチアタリます。
【まとめ】銀座のらーめん一郎のラーメンは、メジャー級のこだわりラーメンだった!
北海道、青森、秋田・・・と東北のこだわり素材にこだわった醤油ラーメン。とてもとても、深くてあっさり。原材料費も手間暇人件費も800円を切る価格設定では割に合わないはず。愛を感じますね。ふかーい愛です。
店主に青菜の種類を訊ねると、丁寧に「小松菜です。」と現物を見せながら応えてくれました。優しい笑顔。儲け主義を超越した、穏やかな店主でした。
まだ見ぬシジミラーメンやカレーラーメン。ただのコダワリ店主ではなさそうですね。洗練されたギンザ人の多様な文化に向けて進化を目指し手を抜きません。
素晴らしいです。オリックスの器に満足せず、世界に活躍の舞台を求めて進化し続けたイチローを標榜するのもわかります。ラーメン界のイチローも銀座の片隅で目の覚めるヒットを放ち続けています。
店名 | らーめん一郎 |
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ジャンル | ラーメン |
住所 | 東京都中央区銀座3-2-13江戸常ビルB1F |
電話番号 | 03-6263-0916 |
営業時間 | 11:00~23:00(平日) 11:00~22:00(土) 11:00~21:00(日祝) |
定休日 | 不定休 |
今回は銀座のらーめん一郎を特集しました。
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