【谷ラーメン】有楽町ガード下のラーメン激戦区にある「谷ラーメン」は噂通り優しい店主が作り出す最高の東京ラーメンだった
JR有楽町のガード下の飲食店といえば、汗かいて働く人のパラダイスというイメージがありますね。一生懸命働いて、フラッと立ち寄って一杯・・・・みたいな。有楽町はその代表例の一つでしょう。昭和を感じる古き良き店が今でも息づいてます。
最近では小洒落た今風の店も進出してきていますので、新旧混在しつつ、雑多さは相変わらず・・・・みたいな雰囲気ですね。有楽町という場所柄、高い地価と家賃だけはどうにもなりませんね。どの店も工夫しつつ、懸命に生きている感が見え隠れして。だから有楽町ガード下は、歩いているだけでもワクワクします。
ラーメン店も例外ではありません。ガード下を歩いているだけでも数件の新しい看板が目に入り、激戦区の様相を呈してきています。
谷ラーメンは有楽町駅国際フォーラム口を出て、東に
仕事帰りに有楽町駅国際フォーラム口を出てビックカメラと反対方向、国際フォーラム方向に向けて信号を渡ります。
この横断歩道は急ぐ必要がありません。点滅しても落ち着いて待ちましょう。車道の信号はとても短いので、すぐに歩行者の順番が来ますよ。
信号渡ったら線路沿いをブラブラとゆっくり歩きましょう。
谷ラーメンは昭和42年創業。歴史があります、谷ラーメン
数分歩くと「ねぎし」の向こうに青色の看板「葵」頑張ってる寿司屋です。そしてぼんや輝く「ラーメン」の看板が!右折すると「谷ラーメン」の登場です。左手の看板には、「昭和42年」とあります。50年超えの老舗です。
谷ラーメン。振り向くと暖簾と券売機があります。
店に入り左側を振り向くと、暖簾の横に券売機がありました。入口の外というのが、敷地の狭い有楽町ならではの工夫なのでしょうか。時間は19:00頃。周囲に他の客も見当たらなかったのでじっくりと券売機を観察します。種類は結構豊富。チャーハンがそそりましたが、大ラーメン+ギョーザ1,380円をチョイス。寒いので日本酒450円も。
扉は手動、店内はアットホームな雰囲気満載
手動の扉を横にガラッと開けると、カウンターが目の前に。店主一人で切り盛りしているようです。食券を置いて注文します。
谷ラーメン。カウンターは5人ほど座れそうです。
先客はひとり。扉を閉め忘れて寒かったのですが、先客は黙って丁寧に扉を閉めてくれました。マナーの良い方で安心しました。
右手は小上がりになっていてテーブル席が二つ。上着がかけられるようにハンガーがぶら下がっています。先客は若い男性二人。ビール飲みながら仕事の悩みを語り合っています。いいですね。この愚痴の言い合いも、世代を超えて店に馴染んでいました。
谷ラーメンの大将は噂通り優しかった!
有楽町ガード下で50年以上も頑張ってるラーメン屋の店主・・・・・私は正直、とっても頑固で怖い人だと思い、内心ビクビクでしたが。食券を見た店主が優しく語りかけると「ソバは後にしますか?それとも餃子と一緒に出していい?」と冷えた身体を日本酒で温めたい自分にとっては、この間合いは有難い。
お言葉に甘えてギョーザを先に頂き、後でラーメンを頼むことにしました。餃子が焼けるまで日本酒をチビチビ飲みながら、店内を見回します。
谷ラーメンの店内は昭和のテイスト満載!
トイレの脇の丸い時計、有楽町や丸の内の変遷を表しているようなパネル、短冊のようにぶら下がるメニューの向こうに見える厨房・・・・全てが昭和のテイストです。テレビを見ながらくつろぎます。
美味い。谷ラーメンの餃子はパンチが効いていた
6個ならんだ焼き餃子。酢と醤油を小皿に混ぜてラー油を餃子に垂らして食べ始めたら・・・・餃子はニンニクが効いていて、濃い目の刺激が一口目からガツンと来ます。これぞ働きビトの活力。ラー油がいらないほどの刺激的な味わいです。酒が進みます。
5個食べたところで、お酒を追加。100円玉4枚と50円玉1枚をカウンターに置いて頼みます。そして大本命のラーメンもそろそろいきましょうか
谷ラーメン、美味い。これぞ東京ラーメン!
大きめの丼に汁がナミナミと入っています。具材は海苔1枚、メンマ3切れ、そして厚めのチャーシュー1枚は噛みごたえのある厚さです。しかし固くはなく程よい食感です。
谷ラーメンの美味いスープ
スープは臭みのない透き通った醤油出汁です。微かに動物臭がします。雑味を極力配して鶏肉でスープのベースを作っているようです。ほんわかと、優しくてうまいです。
谷ラーメンの麺。これがまた最高だった。
麺は中太で縮れています。一口目、やけに歯ごたえがあります。ところが、大盛りなのですが、ゆっくりたべても、いつまでも麺に歯ごたえがあります。これは、旨いです。食べごたえがあります。たっぷりのスープに絡めつつ、いつまでも幸せが続きました。
外国人の突然の来店にもさすが谷ラーメンの大将は一切ブレない
いつの間にか客は私ひとり・・・・と思ったら、旅行客らしき白人男性がひとり入ってきました。ロシア系かな。カウンターに座るなり、テーブルのメニューを手に取って眺めます。
大将は「食券買ってください」なんて野暮なことは言いません。様子を見てます。
白人「ラーメンとチャーハンのセット・・・」頼りない日本語で発注すると
大将「チャーハンはおっきいの?小さいの?」とジェスチャー付きで
白人「・・・スモール。ラーメンは、ナニがいいの?メンマとかワンタンとか・・・」
大将「(間髪入れず)ワンタン!!」
この間合い、さすがですね。このやりとりで充分伝わり、外国人客は安心していました。ジャパニーズ食文化がリアルに海外に伝わる瞬間でした。旨いメシに、言葉は要らない・・・・みたいな。この二人の対決、精算終わるまで観察したかったのですが、あまりに失礼なので断念。店を出ました。
谷ラーメンと有楽町で逢いましょう
谷ラーメン。うまかったです。東京ラーメンはシンプルで癖がないのですが、その分誤魔化しがきかないむつかしさも感じます。「谷ラーメン」はとても脳裏に焼き付く深みがありました。
また来ます。有楽町で逢いましょう。と、いうか通勤経路なので、たぶん気楽に何度もリピートします。
有楽町の谷ラーメン
店舗名 | 谷ラーメン |
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住所 | 東京都丸の内3-7-11 |
TEL | 03-5223-2223 |
営業時間 | 11時~14時 / 17時~20時30分 |
定休日 | 土日祝日 |
今回は有楽町の谷ラーメンを特集しました
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