【役員を目指す人必見!!!】役員にすべき人10選とは?
現在、企業の社員として仕事をしている皆さんの中には、これから先より大きな事業を成功させたいと、「役員」へと昇格することを目指している人もいるかもしれません。
会社役員とは取締役や監査役といった経営幹部を指します。
一般従業員とは違い、小売モデルや無料ビジネスなどの会社の経営方針や業務執行に関する意思決定を行います。
また、会社の監督としての役割も果たします。
会社の問題は役員の責任になる分、より高い待遇を得られるポストです。
一般的に、社長や専務は「役員」であると誤解されがちですが、「社長」「専務」といった名前は役職名であり、役員とは異なります。
日本では代表取締役が社長を兼務していることが多いので、社長が役員だという誤解を招いているのです。
もちろん誰でも役員になれる可能性はあります。
しかし一般的なビジネスの考え方ではなく、役員目線での考え方を理解する必要があります。
経営者としても、「誰を役員にするか」という役員人事は非常に重要な判断なのです。
今回は「役員にすべき人10選 」を紹介します。
①視座が高い
②自立自律自責
③自己犠牲できる(人、組織)
④無私、ポジショントークしない
⑤全体最適で社長に直言できる
⑥メンバーからの尊敬と信頼
⑦泥臭い仕事こそ積極的に行う
⑧承認欲求の向きはお客様か市場
⑨全ての人を尊重する、敬意がある
⑩ハードシングス経験多数
役員になりたい方や役員人事に悩んでる方は参考にして頂ければと思います。
【役員にすべき人10選】①視座が高い
視座とは、どんな立場で物事を見るのか、どんな位置で見るのかという「物事を見る姿勢や立場」のことを意味します。
視座が高いと、より上位の階層の立場にたって問題を捉えることができます。
つまり自分個人のことではなく、事業や会社の立場にたって、やるべきことを策定し実行できるのです。
そのため視座が高い人にとって、個人の目標、メンバーの目標、部署の目標など目の前の仕事を達成するのは当たり前です。
さらにその先にある、どれだけ社会・顧客・将来の日本にとって価値を創造することができるか、そして会社に対してどれだけ収益性の高い事業を創造できるかを考えて仕事をしています。
また、視座が高いということは、広く全体を見ているので、問題を予期・発見できる場合もあり、成果に至るまでの効率を上げることができます。
経営責任を負う役員にとっては、このような視座の高さが求められるのです。
【役員にすべき人10選】②自律自責
ビジネスにおいての自律とは、「自ら定めたルールに従って目標に向かって行動を選択すること」を意味します。
例えば納期に間に合わせるために事前に部材の発注を進めるなどは自律的な行動といえます。
自律的な行動には、ルールを決めるための価値観や信念が必要です。
さらには考える芯の強さが求められ、どうすれば目標を達成できるのかを考えて、次のアクションをおこす判断力や決断力も求められます。
そして、失敗したとしても周囲のせいにせず「自分が選択した結果」と考える自責思考が必要となります。
自責思考を持つことにより、失敗の原因を探り成果を導き出すための「問題解決」の視点を持つことができるのです。
問題解決とはビジネスの基本であり、その視点と解決するための判断力や決断力を持つ人こそ役員になるべきなのです。
【役員にすべき人10選】③自己犠牲できる(人、組織)
近年では働き方改革で夜遅くまで働く残業を無くす風潮にあります。
従業員は就業規則の時間内で働き、仕事と自分の時間をしっかりと分ける。
もちろんそれを過ぎれば残業代が出ます。
このような働き方は役員にとっては不向きと言えます。
役員になると最低賃金や減給制限や労働時間の規制が適用されません。
そのため会社の業績に危機感を持ち、自分の生活のために、自分を犠牲にしてでも業績アップに貢献しようとする人が役員には求められます。
誰も皆、自分が一番大切です。時間も欲しいです。
しかし会社の継続・発展のためには、組織の中では少なくとも誰かが犠牲となって、会社に務める必要が出てくる場合もあります。
それに自分一人が足を引っ張ってはいけないとも思い、個人としてよりも組織を優先します。
そして会社全体の業績が良くならないと、自分も幸せにならないと考えます。
誰が教える訳でもなく、組織はこのようなものなんだと自然と考えられる人が役員には向いているのです。
【役員にすべき人10選】④無私、ポジショントークしない
役員には社員をまとめ、会社を発展させていくための自己犠牲を厭わない「無私」の心が求められます。
立派な仕事をしようと思うなら、私心を挟まず、人間として正しいことを正しいままに行うことが大事です。
会社の経営を担う役員が、「自分が金儲けをしたい」「自分に都合のいいようにしたい」という考えであっては、従業員や部下から信頼され、尊敬されるはずはありません。
ましてや、主張やポリシーに一貫性がなく、その時々で、自分の立場に都合がいいような発言をしてしまうのも、社員や部下の心は離れていきます。
私心がつよく、自分に有利になるように誘導をしようとすると、結果的に事業がうまくいかなくなる原因となるのです。
【役員にすべき人10選】⑤全体最適で社長に直言できる
全体最適とは、企業や組織、またはシステム全体が最適化された状態を示す経営用語のひとつです。
全体最適は、主に従業員の考える一部分の生産性・効率性の向上ではなく、組織・システム全体として、生産性・効率性が向上するかを重視する経営陣の思考プロセスです。
そのため、業務の一部の生産性・効率性を従来よりも低下させてしまうこともあり、一部の従業員から反発が生まれやすい側面も持っています。
これらの反発を乗り越え、企業・組織・システムとして全体最適するには、全体最適に対する社員の理解を得る強いリーダーシップを持ったトップの登用が欠かせません。
そして必要なのは社員への理解だけではありません。
全体最適のために必要なことであれば、社長にも遠慮せず厳しい発言をしなければならないのです。
【役員にすべき人10選】⑥メンバーからの尊敬と信頼
会社の経営を担う者として、社員から尊敬され、信頼されることは必須です。
これは、経営をしていくうえで不可欠な要素となります。
どんなに正しいことを言っても、社員が動いてくれなければ、経営としては成り立たないからです。
正しいことを言ったからといって、社員がその通りに動いてくれるとは限りません。
人が動くかどうかは、「何を言うか」ではなく、「誰が言うか」で決まるからです。
そのため役員としては、社員を動かすような発言をすること以上に、「社員が動きたくなるような人」に自分自身がなることの方が重要になります。
役員として社員を引っ張っていくためには、強い信念が必要です。
その強い信念に社員が強い共感をすることで、お金のために働く+αのパフォーマンスを生み出すのです。
【役員にすべき人10選】⑦泥臭い仕事こそ積極的に行う
どんな仕事でも,表面に出る部分は華やかであったり,格好が良いと見えるような職業でも,その表面を作るためには、裏で地道に手間隙をかけて,体や時間を使って行う,「泥臭い仕事」をしていることがほとんどです。
役員になるような人は、泥臭い仕事をとることを躊躇しません。
例え長期的には悪影響があることはわかっていても、その悪影響と、現実のミッションの重要性のバランスをとり、実行するのです。
クリエイティブであることよりも、与えられた目標を達成することそのものにフォーカスする人こそが役員向いているも言えます。
また、偉そうにせず泥臭い仕事を自ら積極的にやっていける方は、社外だけでなく社内からも信頼を得られるものです。
【役員にすべき人10選】⑧承認欲求の向きはお客様か市場
「他人に認められたい」という気持ちを承認欲求といいます。
社員であれば、上司や同僚から認められることによりモチベーションが上がり仕事を頑張ろうと成長に繋がるかもしれません。
しかし役員として必要な視点は、自社の商品やサービスが顧客を満足させることであります。
そのため顧客や取引先からの「評価」を求める傾向が強い人は役員向きと言えます。
社内では短期的で部分的な成果が評価に繋がりやすいですが、長期的な目線で社外からの評価を得られるような判断を下せることが重要なのです。
【役員にすべき人10選】⑨全ての人を尊重する、敬意がある
仕事では社員・パート・アルバイト・取引先担当者・ビル警備員など、さまざまな人と接することになります。
「明るく元気な挨拶を欠かさない」「時間や約束は必ず守る」などといった基本的なビジネスマナーを、立場に関係なくできる人は意外と少ないものです。
これはビジネスの基本ですが、仕事で関わるすべての人に敬意を表し、相手の意見や立場をしっかり尊重すれば、信頼関係を築き上げることが可能です。
信頼関係を構築することによって、ビジネスも円滑に進めやすくなるでしょう。
礼儀作法や言葉遣いなど表面的なことだけではなく、相手を敬うことを基本的な心構えとして意識することが大事です。
そのためには、相手を思いやる心を持つことです。
思いやりの心を持って接すれば、優しい・話しやすい・気が利くといったプラスの印象を与えることができます。
その結果、相手も自分に対して思いやりの心を持つようになり、信頼関係はさらに強化されるでしょう。
【役員にすべき人10選】⑩ハードシングス経験多数
ハード・シングスとは、「困難な局面」という意味です。
困難な体験は、明らかに人の成長を強力に後押しし、ビジネスマンとして、そして人間として一皮剥けさせます。
ビジネスには困難はつきものです。挑戦をする回数の多い人間ほど困難に直面します。
困難は避けることができるものばかりではありませんし少しの困難で挫折する人は上手くいきません。
逆に、困難を乗り越えることで成長できる人は、長期的見て、企業の役に立つ人材になるはずです。
逆境や困難を乗り越える力は「レジリエンス(再起能力)」といい、リーダーの資質として重要視されています。
レジリエンス力は、困難に直面した経験の中でできあがるもので、困難の経験が多い人ほど強いものなのです。
【まとめ】役員にすべき人10選
役員にすべき人10選について紹介しました。
①視座が高い
②自立自律自責
③自己犠牲できる(人、組織)
④無私、ポジショントークしない
⑤全体最適で社長に直言できる
⑥メンバーからの尊敬と信頼
⑦泥臭い仕事こそ積極的に行う
⑧承認欲求の向きはお客様か市場
⑨全ての人を尊重する、敬意がある
⑩ハードシングス経験多数
役員は会社の明暗を分ける重要な要素になります。
10の例を参考にしながら、理想の人材を考えるきっかけとしていただければ幸いです。
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