言葉遣いが上手な人の特徴
若者言葉に慣れた20代にとって、正しい言葉遣いをすることは意外と難しいものです。正しい言葉使いを習得するには、長い時間が必要です。
社会人経験数年でも、日本語の表現や話し方に自信が無い人も多いと思います。
初対面で話をしたときに言葉遣いが丁寧な人は、相手に対して心遣いができている、気を配って会話することができている、という印象を持ってもらいやすくなります。
・感情を言語化できる
・端的に話すことができる
・ワード選びが素敵
・相手の話の理解度が高い
・本を読んでいる
・文章を日々書いている
・冷静で落ち着きがある
・難しい言葉を使わない
・言葉をアップデートできる
・空気を読むことができる
・Twitterをやっている
その言葉遣いでのコミュニケーションは、仕事を円滑に進めるための方法にもなるでしょう。
今回は言葉遣いが上手な人の特徴について紹介します。ご自身もしくは身の回りに当てはまる人はいるでしょうか?
感情を言語化できる
目に見えない様な感情や直感で感じるものは言語化が難しいものです。そのため自分の感情を適切な言葉で表現できる人は言葉遣いが上手な人であると言えます。
自分の感情をうまく表現できないと、言いたいことがあるのにまとまらない、もやもやした気持ちを言葉にできない、どうしてむしゃくしゃしているのかわからないといった状況に陥ります。
今の自分自身が感じていることを言語化して表現することで、自分自身を理解し、ストレスを緩和したり、ストレスへの耐性を高めたりする効果があるとされています。
さらに感情や直感を言語化できれば自ずと伝える力が増すことに繋がります。
伝える力が強くなれば、コミュニケーション能力が上がり、仕事や人間関係、恋愛に大きく役立てることができます。
端的に話すことができる
言葉遣いが上手な人は端的に話をすることができます。特にビジネスの場面では、「端的に説明すること」が求められます。
しかし現実には、説明を「だらだら話す」人がいます。聞きながら「結局何が言いたいの?」と思ってしまったり、話が長く、途中で会話を遮りたくなったりしてしまいます。
言葉遣いが上手な人は、話を端的かつ的確に伝えるための「正しい言葉」を選択することができるのです。
ワード選びが素敵
言葉遣いが上手な人は、場面ごとに的を得たワードを選ぶことができます。
例えば笑顔がステキな方を褒める際に、「ステキな笑顔ですね」だけでなく、「ステキな笑顔ですね、元気をもらえます」と、その人の笑顔が相手に良い影響を与えていることを付け足すことで、嬉しさが増します。
このように選ぶ言葉によって、同じ事実・出来事なのに、その意味、場の空気、相手に与える影響も変わってしまいます。
一方、何気ない言葉をほんの少し選びなおすだけで、相手にも自分にも良い影響があるのです。
また、言葉や表現は、状況に応じて使い分ける必要があります。
「みたいな」
「全然いい」
「なにげに」
などは、親しい友人と話すときならまだしも、目上の方や職場での会話では、失礼になりますから気をつけましょう。
「のような」
「大丈夫です」
「なにげなく」
と言い換えましょう。
カジュアルな会話を楽しむ場で「さようでございますか」などと言っては、大きな壁を自分から作っているようなものです。相手の人は、心を開いてはくれません。
相手との関係、場の雰囲気を読んだ上で、使い分けましょう。
このように言葉選びが上手いという事は、相手に好印象を与える機会を作るのも上手い、という事になります。
しかし、意識しておかなければ、とっさの時に普段の言葉遣いが出てしまうものです。素敵なワードを選ぶことができるには、常日頃から上手な言葉遣いをしていないと難しいでしょう。
相手の話の理解度が高い
話の理解力が高い人は、言葉遣いが上手く、相手に説明するのが上手です。
相手に伝わりやすい言葉で物事を伝えるということは、本質的な部分や細かいところまでしっかりと理解できていなければできませんし、その上で自分の頭で噛み砕いて、伝わりやすいように整理をして、相手のレベルに合わせながら説明したり話たりできる人は本当の意味でその物事について理解できていると言えます。
また、自分の伝えたいことを上手く話せる人は、どうしたら話しやすくなるのかを知っています。
そのため、相手が話しやすいように話題を展開できるため、話上手な人は聞き上手な人も多いです。つまりレベルの高い質問や重要事項の掘り下げができるため、より深い理解を得ることができるのです。
文章や話の読み取り能力も、理解力の高さに関わってきます。
たとえばある文章を読んだときに「主人公は喜んでいる」と、心情が直接書かれているとは限りません。
話の流れやキャラクターの行動を総合して「彼・彼女は喜んでいる」と判断できるのは、読み取る能力によるところです。
理解力の高い人は「この行動がなぜ悲しんでいると考えられるのか」を自分の言葉でわかりやすく説明できるのです。
本を読んでいる
読書により、正しい言葉遣いを身に付けることができます。
失敗しやすい敬語には、大きく分けると尊敬語、謙譲語、丁寧語の三種類があります。
それぞれ正しい使い方があり、シチュエーションと合わせて言葉を選ばなければなりません。
たとえば仕事関連の人と話をする際に、間違った敬語を使ってしまうと常識がない人、知識不足の人だと思われ、仕事のスキルにも影響を与えることがあります。
敬語をはじめとした言葉は、読書により知らない単語や漢字を繰り返し目にすることにより、語彙を豊富にしていくことができます。
言葉を知らないと恥ずかしい場面もありますので、普段から新聞や小説を読む習慣をつけて話し方を覚えていきましょう。
難しい言葉がわからなくても、読書による想像力で、単語の選び方や文章の組み立て方が鍛えられて、言葉使いを丁寧にして表現力豊かにすることができるのです。
さらき読書を重ねれば知識や教養が身についていきますから、言葉を操る能力が次第に高まっていきます。
正しいコミュニケーションはマナーのひとつ。大人だからこそ、正しい表現力を習得しなければなりませんね。
文章を日々書いている
「文章力」と「話す力」は密接な関係があります。
まず文章では感じたことや考えを文字化する必要がありますが、これは話すことと同じ力が必要になります。
また文章は基本的には聞き手ではなく、話し手の立場から書くことになるため、基礎力を高める上ではもってこいなのです。
そして話すことに対して文章は、何度でも書き直しができますし、時間もたっぷり使うことができます。
文章を書くことは、話すことの基礎力となるので、文章が書けない人が会話でうまく話せることはまずないと言って過言ではありません。
冷静で落ち着きがある
自分の感情を言葉で表す場面にあった言葉を選択する等、適切な言葉遣いをするためには、冷静さと落ち着きが必要です。
言葉に詰まってしまったからと言って、慌ててしまうと、余計に変なことを言ってしまいがちです。深呼吸して気持ちを落ち着かせ、ゆっくり話しましょう。
難しい言葉を使わない
本来短くてもっと簡単にすむ話を長い時間をかけて話すことの要因として、「難しい言葉」を使いすぎる点が挙げられます。
相手のレベルにあわせて話をすることは非常に重要です。難しい言葉ばかりつかって、専門家ぶるのは、自分は気分が良くても、相手からしたら不快でしかないので、気をつけましょう。
ビジネスのシーンにおいては、小学生でも分かる言葉を使う、ということを意識しする必要があります。
難しい言葉を使って長々と話すことは話し手聞き手双方の時間を奪い、コミュニケーション・コストを高めてしまいます。わかりやすい言葉を使い、シンプルに結論を伝えましょう。
言葉をアップデートできる
社会人になると、敬語の使い方に悩む人も多いと思います。
例えば「行く」の敬語の使い方は以下のようになります。
尊敬語 | (目上の人が)16時にいらっしゃいます |
---|---|
謙譲語 | (自分が)16時に参ります |
丁寧語 | (自分が)16時に行きます |
また、「ご苦労様」と「お疲れ様」は同じ意味のように感じる方も多いと思いますが、ビジネスマナーにおいては、実は大きく異なる言葉です。
ご苦労様 | 目上の人や上司が部下をねぎらう言葉 |
---|---|
お疲れ様 | 上下関係問わず使える言葉。 部下が上司に対しても、上司が部下に対しても、同僚同士でも使える言葉 |
さらにビジネスシーンでは「タスク、デフォルト、バッファ、リスケ、リテラシー」といった聴き慣れないカタカナ語を聴くことも多いです。
このような、普段何気なく使っている言葉の意味や聞いたことの言葉の意味を常日頃からアップデートできる人は、正しく言葉を遣うことができるのです。
空気を読むことができる
すべてのコミュニケーションに求められるのが、「空気」を読むことです。
場の空気は刻一刻と変わっています。常に変わっていく空気にうまく乗って、その場の状況に合わせて臨機応変にアドリブで会話をしなければいけません。
場の空気を読まない発言は、言葉遣いが正しくても誰も関心しません。どんなにおもしろいお話であっても、笑いは取れず、相手の心に届かないことでしょう。
逆に場の空気に合った言葉を発言することができれば、場の雰囲気が和やかに・明るくすることができ、相手を気持ち良くさせることができるでしょう。
Twitterをやっている
Twitterは140字以内で、日常のつぶやきや会話、ちょっとした情報発信、自分の感想や感情等を表現しなければなりません。
より相手に伝わるようにまとめるには、言葉を一つ一つ正しく的確に使う必要があります。
ちなみにTwitter上には、見るに堪えないほど雑で汚い言葉遣いをする人が多く見られます。もちろん丁寧な言葉遣いの方もいますが、そのような言葉遣いに影響されないように気をつけましょう。
【まとめ】言葉遣いが上手な人の特徴
言葉遣いが上手な人の特徴について紹介しました。
・感情を言語化できる
・端的に話すことができる
・ワード選びが素敵
・相手の話の理解度が高い
・本を読んでいる
・文章を日々書いている
・冷静で落ち着きがある
・難しい言葉を使わない
・言葉をアップデートできる
・空気を読むことができる
・Twitterをやっている
言葉遣いが上達すれば、日々の会話をさらに楽しむことができます。
さらにビジネスや恋愛などにおいても、プラスの効果を生み出すことができますので、より良い言葉遣いを身につけましょう。
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