「カルチャーミスマッチ」の実害はどうでてくるか
大切な組織を壊してしまう、カルチャーミスマッチ。中途人材によるカルチャーミスマッチが大切な組織、そして会社を壊してしまうケースがあります。
現代社会は、このコロナ渦でも高齢者の増加及び少子化が進み求人では売り手市場となっています。
どの企業においても優秀な人材確保が求められ中小の企業では優秀な人材や技術者の確保は益々困難な時代となっています。
仕事を探す人は、多くの求人情報の中から自分にあった仕事を見つけることができ、大手の大企業は安定して人材確保をすることができますが、中小の企業は大企業と違った特徴をアピールし、経営側と社員が一体となった経営をしていることを会社の特色として前面に打ち出し、大企業とは違う企業文化を全面に押し出し人材確保に努めています。
そのような背景がある中、優秀な人材が比較的多く集めることができる大手企業と違って、中小の企業は少なからず営業や生産性の成果が上がらない問題社員を抱えており、モチベーッションや考え方、働き方を変え何かしらの対応をしようとしている企業が多くあるのが現実です。
この実態は、時には会社にとって破壊者ともなりえ、企業の部長や課長のような管理職だけでなく、他者の社員も問題社員の態度や主張、言行動に耳を傾け正していく必要があります。
このような実態があるのは、カルチャーミスマッチが原因で起きていると考えられ、大手企業であれ中小の企業であれ同様のことがいえます。
・仕事の前提がずれる
・コミュニケーションがずれる
・価値基準がブレる
・本来そうあるべきでない判断を切り捨てられない意思決定者がでてくる
・意思決定がブレる
・理念と実行の一貫性がなくなる
・何の会社かわからなくなる
・共感していた人から抜けてく
会社のカルチャー(理念、考え方、価値観等)に働きたい人が共感(マッチ)し会社として採用しているかということで、企業にとってカルチャーミスマッチの実害はどうでてくるのか探っていきます。
カルチャーミスマッチの実害。仕事の前提がずれる
企業で採用され働くということは、一見働く企業の理念を理解しその企業の業績や生産性の向上など様々な目標到達するため働くことになります。
しかし、企業において業績の上がらない人や生産性の向上が見込めない人は、組織のマニュアルやその企業の注意や指導について、本当に働いている本人が仕事に対し理解や納得し働けているでしょうか?
働いている本人が理解不十分だとすれば仕事の指導や仕組みに改革や改善が必要となります。実際に就労しているからには、就労者に企業目標達成にむけ会社組織の一員とし努力する必要があります。
しかし、業績が上がらないことや生産性が上がらないことは、仕事へのポイントの違いが見られたりチームや組織の一員になれていなかったりすることが言えます。
ポイントや仕事の理解不足により、基礎の前提段階がくるっていることにより指導を受けたりすると、就労者の不満ばかりではなく仕事へのモチベーションも低下し、生産性の低下にもつながります。
個人を変えることも一つですが、就労者と面接相手の主張や意見を聞き入れ、組織や階級などにとらわれない個人へのマネジメントを大切に行っていくことが必要です。
カルチャーミスマッチの実害。コミュニケーションがずれる
人間が仕事をしていくうえで必要なスキルにコミュ二ケーションあげられます。現代社会では、時代の流れとともにこのコミュニケーションの能力の差が仕事の出来を左右する場合もあります。
特にも組織やチームとして仕事をしなければならない場合は得にも重要で、仕事の会議や会社内でのプレゼン、顧客先での商談などコミュニケーション能力が重要視され、面接や商談では自分の強みにもなります。
今働いている中にもコミュニケーションが苦手で業績が上がらないと感じる人も多くいるはずです。
言葉で相手に考え方や意見、主張などを伝えることの重要性は誰しもが知っていることであり、努力はするものの実際にすぐに身につくものでもありません。
よくお調子者と呼ばれる人は相手に柔軟に対応し周囲の雰囲気を盛り上げたり、その場の状況を打開できたりします。
そういう人は出世が早く管理職についたりすることもありますが、実際にカルチャーマッチしているかと言えば、そう言い難いところもあります。
考え方が会社にカルチャーマッチしていれば、相手に合わせゴマすりをする必要もなことなく、自分の意見や主張を共有してもらうことが出来て仕事の方向性が定まってくるはずです。
逆に方向性の定まらない従業員は、コミュニケーションが会社にカルチャーミスマッチしていることから、コミュニケーションの方向性が見えなかったり、話が真逆の方向へシフトしたりしていきます。
本人が企業の基本理念を理解し行動しなければカルチャーミスマッチが起こり、会社の進むべき道とは異なった方向へ進み、生産性が低下傾向となり業績の悪化を招くことになります。
カルチャーミスマッチの実害。価値基準がブレる
成果や成績の上がらない人間と成果や成績の上がる人間との違いはその言動や態度で分かることもありますが、立場やその会社での影響的なところにもよりますが、根本的質ではかわりません。
逆に成果の上がらない人は、他人とどういう点が下回っているのか気づくことが出来ずにいます。また、やり方や傾向、戦略などはほぼ同じでも物事への対応力や価値基準がブレることが挙げられます。
考え方や価値基準がぶれると考えが定まらず、成果の上がる速度も遅くなります。旧日本軍が戦争中に戦艦や飛行機で相手に突撃した事は周知の事実であり、誰も疑う余地はなく戦争でもルールがあります。
旧日本軍ばかりではなく、自衛隊の少佐や上司にある人は緊張感をもって仕事をしていますが、現実的に間違った判断をした場合その命令に従わざるえないこともあります。
価値基準がぶれることにより、大きな損失や被害に繋がるため価値基準がぶれることが無いようコミュニケーションをしっかりととることが大切です。
企業や会社にとって人事や経営の中枢に存在する人は時代を見極め、社員の採用や退職勧告、問題の解決策など状態や状況を見極めながら、会社の経営にあたることが必要であり、価値基準がブレる人が重要なポストを担うことが無いようにすることが大切です。
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カルチャーミスマッチの実害。本来そうあるべきでない判断を切り捨てられない意思決定者がでてくる
企業や会社の組織にとって一番大切なことは、会社経営者と従業員が気持ちを一つにして会社理念に向かい会社経営していくことです。
しかし時には、間違った判断を切り捨てられない意思決定者が出で来ると会社としては意思疎通をすることが困難となります。
その会社のルールや基本理念が崩れることにより、不平や不満が原因となり生産性の低下や従業員の労働意欲の低下にもつながります。
会社の考えや個人の意見は人間であり違って当然のことでもあり、会社の基本理念と違った考えや意見が出ることも当然です。
しかし、車部品やタイヤが機能を果たさなくなったら車は走行できるでしょうか?
電化製品の部品がその機能を失った場合は、電化製品が本来の機能を果たすでしょうか。
働いている方々はもちろん機械ではありませんし機械の部品でもありません。
会社の意思決定者がそうであるべき判断を間違い、そうでない意見を切り捨てられない場合従業員や職員が一緒に会社を盛り上げていこうという気持ちにはなれませんし、そこにカルチャーミスマッチが発生してきます。
カルチャーミスマッチの実害。意思決定がブレる
会社の意見とは違った意見を捨てきれない者がいることも企業にとっては、大変な損失になりかねませんが、意思決定自体がぶれることも企業にとっては大きなマイナスになります。
普段の仕事は、トップ経営者の考えや経営方針を部長や課長が理解し従業員に伝え会社経営が成り立っています。
しかし、その経営者や、従業員に伝えるべき部長や課長の意思決定がぶれることは、会社経営の大きなリスクになります。
例えばアパレル会社などで赤い服がこの夏は人気になりそうで生産したにも関わらず、やっぱり白の服で行こうとなった場合誰が責任を取るのかという問題も勃発します。
会社経営である以上、世の中の経済状況に左右されることもありますが、意思決定者の意見が頻繁に変わるようでは信頼感も部下から得ることは出来ません。
研修会などでは、リーターシップや良い経営者になるためにはなどのセミナーなどが行われていますが、意思決定がぶれることは絶対あってはなりませんし、まして問題が会社に起こった場合は自分の保身に走るようなことがあってはなりません。
カルチャーミスマッチの実害。理念と実行の一貫性がなくなる
経営者や実行者にとって、業績が上向かない時や従業員の信頼が失われているときは、理念と実行の一貫性が無くなることに陥ります。
人間日本のトップであろうと、世界のトップであろうと、先を見通すことが出来ず、失敗することもあります。不安な気持ちや実行するのが嫌だったりもします。
何事をするにしろ、100%成功はありえず、ましてやリスクなく物事を進めることは大なり小なりありません。
普段仕事で部下や後輩に指導していて他人ごとのように、対応や言動に一貫性がないなどと指摘があった場合、その言葉を否定出来るだけの説明が後輩や部下に出来るでしょか?
世の中にケースバイケースという言葉があり、臨機応変に対応するべきことも多くあります。経営不振や信頼を失っている時こそ自分に自信がなくなり理念にぐらつき見られ理念と実効が失われています。
世の中には成功に対して不成功があり共に確率は50%です。成功しようと思い不安や中途半端な考えにより、従業員や部下からの信頼を築くためには、理念を度々変え実行に一貫性を欠くより、信念を貫く意思決定と行動が求められます。
カルチャーミスマッチの実害。何の会社かわからなくなる
カルチャーミスマッチの実害として上げられるのが、何の会社か分からなくなるということです。多くの新入社員や労働者は夢ややりたいことがあり会社を希望し就職します。
少なくとも会社や企業に対しイメージを持ち労働意欲のある状態で入社します。
良く途中退職や出世しない人の多くは、会社とのカルチャーミスマッチが起こり労働意欲を削がれます。
具体的に、管理者や部長なのどの上司から先輩のお茶くみを3年も言い続けられ自分には普通の仕事が与えられないとか、自分の主義主張が認められずいつまでも環境が変わらないなど様々なことが要因として上げられます。
特にも本業である仕事ではなく下っ端の雑用を長年やらされることにより多くの若者は不満を抱き、何の会社に入ったか分からないと不満を抱きます。
現代社会は、古い社会と違って下積みが美徳であるという感覚が薄れつつあり、新人社員にも責任のある仕事を持たせることがカルチャーミスマッチを少しでもなくすポイントです。
この考えは人によっても相違しますが、雑務を任せすぎることも自分を見失うことにもなります。
カルチャーミスマッチの実害。共感していた人から抜けてく
カルチャーミスマッチの一番の実害といってもいいのが、退職されることです。
中には会社の循環になるという会社もありますが、ある一定のある一定の能力や技術を身に着けて退職されることは、会社にとっては大きな問題になります。
新たな人材を確保しある一定の能力や技術を修得してもらうため新たな研修をさせたりすることは、新たな負担にもなります。
また、カルチャーミスマッチのなかには、長期に働いていた人や有能な技術者、考えに共感してくれていた従業員などが抜けていく傾向にあります。
向上心や前に進みたいと思う人は今のレベルでは満足できないという考えや、自分で起業し自分の腕を試したいと思う人もいます。特にこの副業時代では、有能な技術者ほど抜けていきます。
逆にこのまま平和であれば良いと思う人もいますが、そういう人に限り退職するとか起業するなどの考えは起こりません。
カルチャーミスマッチを防ぐことの意味は会社の人材確保という面でも必要になります。
【まとめ】組織を壊す人材…「カルチャーミスマッチ」の実害はどうでてくるか
カルチャーミスマッチは新入社員など比較的若い世代の社員にだけあるものではなく、誰しもがもがなりえることです。
普段からモチベーッションを高く持つことも大切ですが、年齢や階級にとらわれることなくコミュニケーションをとり続けることが大切です。
・仕事の前提がずれる
・コミュニケーションがずれる
・価値基準がブレる
・本来そうあるべきでない判断を切り捨てられない意思決定者がでてくる
・意思決定がブレる
・理念と実行の一貫性がなくなる
・何の会社かわからなくなる
・共感していた人から抜けてく
カルチャーミスマッチを減らすことは、会社の宝でもある人材を確保することにも繋がり非常に重要なことです。
公務員や自衛隊などの組織的なところと違って、色々な人材とコミュニケーションをしっかりして、理念や問題解決に取り組む姿勢が会社として問われています。
組織を壊す人材とは、いつのまにかカルチャーミスマッチにより作り出された人材です。人材が完成される前に企業として早期に対応していくことが大切です。
今回は組織を壊す人材についてまとめましたが
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