【ラボ型制作は絶対ダメ!】ラボ型の制作会社に依頼したら全く機能しなかった件
ラボ型の制作会社とは、専属チームを組み、長期的にプロジェクトをサポートするスタイルです。
コストを抑えつつ柔軟に対応できると期待されますが、実際には「期待通りにいかなかった」と感じるケースも少なくありません。
今回は、ラボ型制作会社がうまく機能しなかった理由と対策について解説します。
ラボ型の制作会社とは?
ラボ型の制作会社は、クライアントのプロジェクトに専属のチームがつき、長期的に関わります。
チームが専任で配置されることで、プロジェクトの進行を柔軟に管理できるとされていますが、期待通りに進まないことも多くあります。
その理由を詳しく見ていきましょう。
ラボ型制作のメリットと期待する効果
ラボ型のメリットには、専属チームによる柔軟な対応や、コスト削減が挙げられます。
また、クライアントがプロジェクトの進行を直接管理しやすいのも特徴です。
しかし、これらのメリットが十分に活かされない場合もあり、思い通りにいかないこともあります。
ラボ型制作が実際に機能しなかった理由
内製じゃないので「温度差」が結構ある
クライアントと制作会社の間に温度差があると、プロジェクトがうまく進みません。
クライアントが目指す目標やプロジェクトへの熱意がしっかり伝わらないと、チームがやりがいや責任感を感じにくく、成果が期待に届かないことがあります。
この温度差があると、進行が遅れたり、成果物が求めるクオリティに届かないことが多いです。
営業と現場のギャップ
ラボ型制作会社では、営業と現場のスキルや認識のズレが大きな問題となることがあります。
営業担当が「迅速に対応できる」と話しても、現場のスキルやリソースが不足していると期待に応えられません。
このギャップがあると、クライアントが求める成果に届かず、不満が残ることになります。
思っていた以上の「スキル不足」
ラボ型の制作では、チームにスキル不足のメンバーが含まれる場合があり、特に複雑なプロジェクトでは経験不足が大きな問題となります。
これにより、進行が遅れたり、成果物が期待を下回ることもあります。
進捗報告を依頼しないと答えてくれない
制作チームが進捗報告を自主的にないケースもあります。
報告を依頼しないと進捗が見えないため、問題が起きた際に気づくのが遅れるリスクがあります。
進捗がわからなければ、プロジェクトの管理も難しくなり、問題が大きくなる前に対応ができません。
そしていつの間にか遅延
ラボ型の制作チームがスケジュールを管理できず、プロジェクトが気づかないうちに遅延することもあります。
これは、チーム内でのタスク管理が甘かったり、リソースが不足していたりするためです。
事前の確認がないと、このような遅延が発生しやすく、結果的にスケジュール全体が狂ってしまいます。
遅延しても報告がない
さらに問題を悪化させるのが、遅延が発生しても報告されないケースです。
クライアントが遅延に気づくのが遅れるため、計画の再調整が困難になり、プロジェクト全体の信頼性にも影響します。
報告がなければ対策も遅れるため、問題が深刻化することが多いです。
毎月の契約工数が超過
ラボ型の契約では、月ごとの契約工数が定められていますが、その工数が頻繁に超過してしまうこともあります。
工数超過が続くと、予定以上のコストがかかり、クライアント側に負担が増えるだけでなく、計画通りに進められないことが頻繁に発生します。
成果物が曖昧
制作チームが具体的な指示をもらっていない場合、成果物の内容が曖昧になることがあります。
クライアントの期待が明確でないと、結果として「思っていたものと違う」ものが完成してしまうことが多いです。
指示が不十分だと、出来上がったものが目的に合わず、修正が重なることもあります。
ディレクターの力不足
プロジェクトの指揮を執るディレクターがスキル不足の場合、チームがうまく動かないことが多いです。
経験が少ないディレクターだと、プロジェクトの方向性が定まらなかったり、チーム全体が混乱してしまうことがあります。
リーダーシップが不足していると、チームがまとまりを欠き、成果に悪影響が出ます。
ラボ型制作をうまく機能させるためには?
明確な役割分担とタスク管理が必要
プロジェクトをスムーズに進めるためには、チーム内の役割を明確にし、適切なタスク管理を行うことが重要です。
役割がはっきりしていると、無駄な混乱が減り、進行が効率的になります。
また、定期的な進捗確認を行い、スケジュールのズレが発生しないように工夫することも大切です。
定期的な振り返りとチェックと進捗報告の徹底
プロジェクトが進む中で、クライアントからの振り返りとチェックを定期的に行い、制作チームも進捗報告を欠かさず行うようにすることが大切です。
これにより、認識のズレを防ぎ、問題が大きくなる前に修正ができます。
透明性を保つことで、双方の信頼関係が高まり、スムーズに進行しやすくなります。
中間チェックとコミュニケーションの見直し
長期プロジェクトの場合、中間チェックを行うことで、進行状況のズレを早期に発見し、調整することができます。
また、クライアントと制作チームのコミュニケーション方法を見直し、進捗報告や振り返りとチェックがスムーズに行える環境を整えることが重要です。
【まとめ】ラボ型制作は絶対ダメ!ラボ型の制作会社に依頼したら全く機能しなかった件
ラボ型の制作会社をうまく活用するには、クライアントとチームの温度差をなくし、適切な役割分担と進捗報告を徹底することが必要です。
また、営業と現場のギャップやスキル不足があっても、定期的な振り返りとチェックや報告により、プロジェクトの方向性を保ち、うまく調整していくことで、ラボ型の利点を最大限に引き出せます。
プロジェクトが成功するよう、信頼関係を築きながら進めていきましょう。