私が独立するまでにやったこと
独立とは、会社を辞めて会社の経営者になることです。
新卒で入社した会社に勤めて10年。社会人としてキャリアを重ねていくうちに、「いつか独立や起業をして、自分が培ってきた人脈・スキルをフルに使って、自由に仕事をしたい」という気持ちが日に日に大きくなっていきました。
そして、11年目で脱サラし独立の夢を叶えました。独立には大きな責任も伴いますが、会社員生活では得られないお金や経験を得ることができ毎日が充実しています。
独立のハードルが低くなった現代においては私と同じように、独立や起業を考えているから会社員は多いと思います。
しかしもちろん、独立したからといって誰もが成功するとは限りません。
独立したものの全く売上が立たず廃業せざるを得なくなり残ったのは借金のみ、といったような結果を招くことも充分に考えられるのです。
こうならないためにも、起業・独立する前には、しっかりとした準備を進めておきましょう。
しっかりした準備をしてからでないと、実際に独立・起業をしてから苦労をすることになります。また起業後は、事業が軌道に乗るまでには時間がかかる可能性が高いです。
友達と彼女と家族と会わず集中
毎日8時間副業
月に3冊読書
経営者に会って質問しまくる
ビビらない
毎月貯金
最悪実家に帰れる環境作り
失敗した時の保険をかけまくる
SNSで発信力をつける
その軌道にのるまでの時間は事前にどのような準備をしていたかによって左右されます。
そこで今回は、これから独立・起業を考えているすべての方に向けて、「私が独立する前にやったこと」について紹介したいと思います。
在職中にできる内容ですので、独立準備の一環として取り組んでみてください。
友達と彼女と家族と会わず集中
起業後に良いスタートダッシュを切るためには、起業の事前準備が鍵を握ってると言っても過言ではありません。
起業して忙しくなる前に、友達や彼女や家族と過ごしたいと思うかもしれませんが、そんな時間はありません。
独立前にやることは山ほどあります。独立前の準備は抜かりなくこなしましょう。
独立するには、書類や準備するものがたくさんあって、登記まで時間がかかります。書類だけなく、名刺やホームページの作成も必要になります。
競合調査やマーケティング、数値目標の設定といった事業計画を念入りに立て、独立前から、PR活動もしっかりやることが重要です。
そうすることで、起業後の経営がうまく回っていく可能性が高く、成功する基盤作りになるでしょう。
毎日8時間副業
独立を希望しているけど、自分に独立できるようなビジネススキルがあるか気になるならば、まずは副業を始めてみましょう。
自分の起業したいジャンルで、会社に所属しながら副業で腕試しをしてみる。それにより、市場での自分の価値を知ることができると同時に自分で稼ぐ力を身につけることもできます。
また、本業をこなしながらの副業なので、隙間時間での作業になりますが、この状態で副業で利益を出せないなら、独立したとしても事業として成り立たせるのは難しいかもしれません。
逆に予想外に成果を得られれば、独立しても大丈夫だと自信を持てるかもしれません。
副業を通して身につけたスキルや経験は、本業にも活かすことができます。本業と副業が似ている場合はもちろんですが、一見関係ない仕事同士でもプラスに働くことがあります。
例えば、どんな仕事をどれくらいの量をこなせば、どのくらいの収益が得られるのか、その感覚を養うこともできます。
これは実際に独立をした時の収益予想に活かすことができるでしょう。
また、副業をしている間は、まだ会社員としての給料をもらうことができるということです。その期間副業で得た収入を開業資金に当てることができるメリットもあります。
私自身は独立前に、1日8時間を副業に充てました。
もはや本業並ですね。クラウドソーシングサービスや業界の友人などから仕事を依頼してもらったり、ECサイト運営をしたりと、様々な仕事をこなしました。
自分自身で利益を上げていることを実感できると、自信が付き、独立への背中を押してくれる経験となりました。
月に3冊読書
実は読書の量と、年収やビジネスの成功には、とても大きな相関関係があることが明らかになっています。
「読書は一流ビジネスマンを育てる」と言われているくらいですからね。
もちろん、成功を収めている起業家には、読書家が多いのです。マイクロソフトのビル・ゲイツや世界一の資産家でもあるウォーレン・バフェットさんも相当量の読書家として有名ですね。
年収1000万円以上の人は月に平均して5冊以上の本を読んでるというデータもあります。
本から知識を吸収することで起業アイデア、会社設立や会社経営の方法、経営者としての考え方など、たくさんの知識やノウハウをインプットすることができます。
独立する前に限らず、独立後にも読書習慣は続けています。もちろん独立する予定がない方にも読書は自分投資としておすすめです。
経営者に会って質問しまくる
独立に当たっての手続きや法律的なルールに関する質問は、司法書士や行政書士に相談するのが良いです。
しかし、事業計画やビジネスモデル、見込み客や販路の確保といった事業に関する内容は、起業経験がある人に相談するのが1番です。
経営学やマーケティング、 本や学校で得た知識は、もちろん大切です。しかし、実際に起業して身をもって経験した内容からは、それ以上に学べることが多いでしょう。
私も独立前は知り合いのツテやセミナーに参加して業種問わず様々な起業経験者と話す機会を設けました。
起業したきっかけや良かったこと、失敗したことから税金対策まで気になることは何でも質問しました。実際に事業を運営している人の生の経験談には、起業に関する失敗を回避しながら事業を回していくためのヒントが詰まっていました。
ビビらない
初めての起業となれば、いくら起業の準備をしても誰でも不安を抱えるでしょう。
収入が不安定になること、借金を抱えるかもしれない、失敗したらどうしよう、失敗した後どうなるのかといったいった不安と恐怖が付き纏います。
しかし、失敗=人生の終わりではありません。むしろ失敗しない起業の方が珍しいくらいです。
日本という国においては、社会福祉がしっかりしているので例え失敗して借金を抱えたとしても、最低限の生活は送ることができます。
失敗を過剰に恐れすぎると何も行動に移せません。それに事前にどれだけ準備をしていても、いざ起業してみると想定外のことはかならず起きます。
成功に失敗は付き物だから、事業が上手くいくにはどこかで失敗しなければならないのです。失敗することを受け入れてどんどん行動に移しましょう。
毎月貯金
独立をする前の準備段階では、ある程度の貯金を用意しておいた方が安全です。貯金があると、心に余裕が持てて、精神的な面での基盤となります。
貯金なしで起業することも不可能ではありません。しかし、万が一事業が軌道に乗らなかった場合には生計を立てていくのが難しくなり、精神的にも追い詰められていきます。
またはじめての仕事の場合、入金に時間がかかるため、最初に無収入期間があります。最低限この無収入期間をやりくりできる貯金は必要でしょう。
貯金は多ければ多いに越したことはありませんが、私は「300万円」を目標に設定しました。
300万円あれば、仮に急に収入が途絶えたとしても、1年くらいは生活可能です。1年あれば事業の軌道修正することも可能だし、就職先を探すことも可能ですよね。
幸いにも私は独立してすぐにお仕事を頂けたので、貯金を使い切るような事態には陥っていません。
独立して安定した収入が入ってくるようになっても、貯金は続けるべきです。
仕事が必ずしも予想通りに進むとはかぎりません。イレギュラーなことは、必ずどこかで起きるもの。多少失敗しても、「余裕の持てる最低限の生活費」は準備しておいてください。
最悪実家に帰れる環境作り
独立して事業に失敗し、多額の借金を抱えて、住む場所も失い明日食べていくお金もない…最悪そのようになるリスクも0ではありません。
なのでいざ最悪の事態が起きた際には、いつでも実家に帰れるよう、親との関係を良好に維持しましょう。いつでも帰れる場所があるというのは、精神的にも安心感が生まれます。
独立となれば反対する親の方が多いです。いくら納得してくれないからといって喧嘩したままだと連絡が取りづらい環境になってしまいます。
反対を押し切っての独立ではなく、両親に応援してもらえるよう、事前に説得しましょう。
失敗した時の保険をかけまくる
独立に失敗したからといって、社会復帰ができなくなり、借金取りに追われるような事態は稀です。
一度起業に失敗して、その後会社員にもどるパターンもあります。起業で得た人脈やマインド、高い経験値を生かし、会社員として成功を掴んでる人もいます。
しかしそれはあくまでも失敗した時に雇ってくれる会社があればの話です。起業に失敗したとしても、自分を受け入れてくれるように、会社・取引先・既に起業している人たちには悪い言い方ですけど、「媚び」を売りまくりました。
SNSで発信力をつける
現代はSNSを通して誰でも情報発信ができる時代です。既に多くの起業家や経営者が、そういった場をビジネスにも活用しています。
SNSのメリットは誰でも無料で使えるという点です。経費をかけずに、自社の商品やサービス、さらには自分自身を不特定多数の人にPRできるのです。
独立前からSNSで発信を続けることで、自分の認知が高まれば高まるほど、愛着を持ってみてくれる「単純接触効果」により、その中の何名かは、最初のお客さんにすらなってくれるのです。
【まとめ】私が独立するまでにやったこと
今回は私が独立するまでにやったことについてまとめてみました。
友達と彼女と家族と会わず集中
毎日8時間副業
月に3冊読書
経営者に会って質問しまくる
ビビらない
毎月貯金
最悪実家に帰れる環境作り
失敗した時の保険をかけまくる
SNSで発信力をつける
独立を決心したなら、その瞬間から動くことが重要です。
取り組みやすいところから準備を開始してみましょう。
準備を進めながら、修正や微調整を繰り返し、独立の好スタートにつなげることができます。
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