警察から会社に電話が来たら?本物の確認・社員情報の答え方
警察から会社に電話が来たら?本物の確認・社員情報の答え方
会社の代表電話で警察を名乗られると、受付担当者は「すぐ答えなければならない」と感じやすくなります。
しかし、本物の警察からの連絡であっても、受付がその場で社員の在籍、住所、携帯番号、勤務予定を答える必要はありません。
まず所属、担当者名、代表番号、内線、用件を記録し、自分で調べた警察署の公式番号へ折り返します。
着信画面に実在する警察署の番号や末尾「0110」が表示されても、番号表示を偽装する手口があります。
肩書きや画面表示だけで判断せず、責任者へ引き継ぐまでを会社の標準手順にしてください。
警察から会社へ電話が来たときは、その場で情報を答えず、公式番号への折り返しと社内責任者への引き継ぎを先に行います。
警察から会社に電話が来たときの基本対応
最初の数分で行うのは、質問への回答ではなく相手と用件の記録です。
受付が確認する項目と、総務・法務・人事などの責任者へ渡す内容を分けておくと、相手に急かされても手順を崩さずに対応できます。
警察を名乗られても受付では即答しない
警察を名乗る電話は緊張しやすく、質問された内容へすぐ答えなければならないと感じがちです。
しかし、本物の警察からの問い合わせであっても、受付担当者が電話口で即答する必要はありません。
個人情報保護委員会も、警察署などから電話で問い合わせを受けた場合は、所属や氏名を確認して折り返す配慮が望ましいとしています。
そのため、「確認のうえ折り返します」と伝える対応は、捜査への非協力ではなく、相手の身元を確かめるための通常手順です。
相手が急いでいても、社員の在籍、住所、携帯番号、勤務予定をその場で答えないようにします。
迷ったら上司、総務、法務、個人情報管理の責任者へつなぎ、自分一人で判断しないことが大切です。
警察から会社に電話が来た直後に行うこと
最初に相手の警察署名、部署名、階級または役職、氏名を落ち着いて確認します。
続けて警察署の代表番号、内線番号、事件や照会を識別できる番号があるかを聞いてください。
受けた電話の番号へそのままかけ直さず、警察署の公式サイトなどで代表番号を自分で調べます。
確認できるまでは、回答を保留します。
警察から会社に電話が来たときの最初の例文
「恐れ入りますが、弊社の確認手続きにより、所属とお名前を伺ってもよろしいでしょうか」と聞きます。
さらに「代表番号と内線番号を確認し、担当部署から折り返しいたします」と伝えてください。
相手が即答を求めた場合も、「受付では回答できないため、責任者へ確認いたします」と繰り返します。
本物でも、確認手順は省きません。
警察から会社に電話が来た直後は、質問へ答えるより先に、相手の所属と折り返し先を正確に記録してください。
外部からの電話で相手を確かめる手順は、
も参考になります。
確認事項を記録して責任者へ引き継ぐ
会社への警察電話は、事件、事故、落とし物、交通違反、社員の安否確認など、さまざまな用件が考えられます。
受付担当者には用件の重要性を判断できないことがあり、聞いた内容だけで回答範囲を決めるのは危険です。
会社として警察対応の窓口を総務、法務、人事などに決め、受付は必要事項を記録して引き継ぎます。
社員本人へ直接つなぐ場合も、警察からの電話であることを確認し、本人へ用件の概要を伝えてから取り次ぎます。
該当する社員が不在なら、携帯番号や外出先を教えず、責任者から折り返す方法を選びます。
受付と管理部門の役割を分けることで、情報漏えいを防ぎながら、本当に必要な照会にも対応できます。
会社への警察電話を引き継ぐための確認項目
警察署名、部署、担当者名、代表番号、内線、用件、対象社員、回答期限を記録します。
事件番号や照会番号を伝えられた場合は、数字を復唱し、聞き間違いがないようにしてください。
回答を求められた情報の種類も記録し、在籍、住所、連絡先、勤務記録などに分けます。
録音の有無や受電時刻も残しておくと、後から事実関係を確認しやすくなります。
会社への警察電話で責任者が不在の場合
責任者が不在でも、受付担当者が代わりに社員情報を答える必要はありません。
「担当者が戻り次第、確認のうえご連絡いたします」と伝え、回答期限を確認します。
緊急性が高い場合は、社内の第二連絡先や役員へ連絡し、対応できる人を探してください。
どうしても判断できない場合は、公式番号から警察署へ折り返し、対応方法そのものを相談できます。
会社への警察電話は受付で完結させず、記録した内容を総務や法務などの責任者へ速やかに引き継ぎましょう。
通話を保留したまま長時間待たせるより、「確認後に折り返す」と明確に伝えて一度切るほうが安全です。
受付がメモを取る間に、相手から社員名や住所を先に読み上げられても、内容が合っているか認める返答は避け、確認前の情報提供をしない姿勢を保ちます。
受付担当者が相手から聞いた内容は、未確認情報として扱います。
「社員が事件に関係している」「事故に遭った」と告げられても、社内へ断定的に広めず、確認できた警察署名、担当者名、用件の概要だけを責任者へ伝えます。
誤情報が社内で広がると、本人の名誉や業務へ影響するためです。
会社で通話録音を行っている場合は、録音日時と電話番号を受電記録へ残します。
ただし、録音されていることを理由に相手の身元確認を省かず、録音データの閲覧権限や保存期間も社内規程に従います。
警察から会社に電話が来たとき本物か確認する方法
警察署名や着信番号が本物らしく見えても、それだけでは確認になりません。
一度通話を終え、自分で調べた代表番号へかけ直して、部署と担当者の実在を確かめます。
自分で調べた警察署の公式番号へ折り返す
警察から会社に電話が来たとき、最も確実な確認方法は、一度通話を終えて公式の代表番号へ折り返すことです。
相手から伝えられた番号や着信履歴だけを使わず、警察署の公式サイトや電話帳で番号を調べます。
代表番号へ電話し、最初の電話で名乗った部署と担当者が実在するかを確認してください。
担当者が席を外している場合も、用件が登録されているか、折り返しが必要かを代表窓口へ相談できます。
確認のために切っても、不利にはなりません。
むしろ、個人情報を扱う会社として、身元確認を行ってから回答する姿勢が求められます。
警察から会社に電話が来たとき確認する番号
確認には、警察署の代表番号を使用し、相手が指定した携帯番号へ直接かけないようにします。
内線番号を聞いていても、まず代表電話へつながった後に、その内線へ転送してもらってください。
地域外の警察署から電話が来ることもあるため、管轄外という理由だけで偽物と決めつけないでください。
分からない場合は最寄りの警察署や警察相談専用電話へ相談し、電話の真偽を確認します。
警察から会社に電話が来ても慌てなくてよい理由
相手が本物なら、会社側が情報管理のために確認することを理解してもらえるのが通常です。
「今すぐ答えないと逮捕する」などと強く迫る場合は、かえって慎重になる必要があります。
受付担当者へ捜査の詳細を長く説明し、秘密にするよう求める電話も警戒してください。
正当な照会かを確かめるまでは、社員本人へも不用意に不安を広げないようにします。
警察から会社に電話が来たら、受けた番号ではなく自分で調べた公式番号へ折り返し、担当者の実在を確認することが基本です。
末尾が「0110」でも番号表示だけで信用しない
会社への警察電話の着信番号が警察署らしく見えても、それだけで本物だとはいえません。
警視庁や警察庁は、実在する警察署の代表番号や、末尾が「0110」の番号を偽装する手口を注意喚起しています。
電話番号の表示を見て安心し、住所や口座情報を答えると、詐欺被害へつながる可能性があります。
また、警察手帳の画像や制服姿をビデオ通話で見せられても、本人確認が完了したとはいえません。
着信番号、肩書き、画像の三つをそろえて信用させる手口があることを、受付担当者へ周知してください。
本物らしくても、確認手順は変えません。
会社への警察電話で疑うべき言動
SNSへ移動するよう求める、ビデオ通話を始める、逮捕状の画像を見せる電話は警戒が必要です。
口座の調査、保釈、資金確認などを理由に、会社や社員へ送金を求める場合も詐欺を疑います。
「誰にも話してはいけない」と口止めし、上司への相談を止めようとする相手にも注意してください。
電話を切らせず、長時間にわたって不安をあおる行為も、典型的な危険信号になります。
会社への警察電話が不審なときの相談先
事件や事故が起きている緊急時は「110」、緊急ではない相談は警察相談専用電話を利用できます。
会社の所在地を管轄する警察署へ直接相談し、同様の偽電話が発生していないか確認する方法もあります。
金銭や口座情報を伝えてしまった場合は、警察と金融機関へ速やかに連絡してください。
社員情報を答えてしまった場合も、社内の個人情報管理責任者へ報告し、追加被害を防ぎます。
会社への警察電話は、番号の末尾が「0110」でも本物とは限らないため、表示番号だけで社員情報を答えないようにしましょう。
相手が名乗った警察署が遠方でも、それだけで偽物とは限りません。
事件の発生場所や関係者の所在地によって、会社所在地とは別の都道府県警から連絡が来ることがあります。
管轄ではなく、公式代表番号から担当者へ到達できるかで確認します。
公式サイトを検索するときは、電話口で相手が案内したURLを開かず、警察庁や都道府県警察の公式サイトから警察署一覧をたどります。
検索広告や偽サイトへ誘導される可能性も考え、ドメインと組織名を確認してから代表番号を使います。
代表番号へ折り返した際は、「先ほど○○課の○○様から電話がありました」と伝え、担当者へ直接つながるかを確認します。
担当者が確認できない場合は、最初の電話へ戻らず、代表窓口から折り返し方法の案内を受けてください。
警察から会社に電話が来て社員情報を聞かれた場合
在籍の有無も、氏名と勤務先を結びつける社員情報です。
正式な照会に対応できる場合と、受付が電話口で答えてよいかは別問題なので、提供の根拠と範囲を責任者が確認します。
在籍・住所・携帯番号は受付で回答を保留する
警察から会社に電話があり、特定社員の在籍、住所、携帯番号を尋ねられる場合があります。
本物の警察が捜査のために必要な情報を照会することはありますが、受付担当者が口頭ですぐ答える必要はありません。
まず相手の身元と照会の根拠を確認し、会社の警察対応窓口へ引き継ぎます。
社員が在籍しているという情報だけでも、氏名と勤務先を結びつけるため、慎重に扱う必要があります。
住所、私用の携帯番号、家族情報、勤務予定は、さらに本人の生活と安全へ影響する情報です。
正当な照会だと確認できた後も、求められた範囲を超えて余計な情報まで伝えないようにします。
警察から会社に電話で聞かれやすい社員情報
在籍の有無、所属部署、役職、連絡先、住所、勤務日、出退勤記録などが考えられます。
交通事故や落とし物の連絡では、社員本人へ連絡をつなぐ目的だけの場合もあります。
一方、捜査に関する照会では、具体的な記録の提出を求められることがあります。
目的によって対応が異なるため、何のために、どの情報が必要なのかを確認してください。
警察から会社に電話で携帯番号を聞かれた例文
「社員の連絡先は受付から回答できないため、担当部署へ確認いたします」と伝えます。
「恐れ入りますが、所属、担当者名、代表番号、内線を改めて伺えますか」と続けてください。
緊急に本人へ伝える必要がある場合は、番号を教えるのではなく、会社側から本人へ連絡できます。
本人と連絡が取れた後も、警察へ直接連絡するかどうかは、責任者と相談して決めます。
警察から会社に電話で社員情報を求められても、受付では回答せず、正当な照会か確認して必要最小限の範囲で対応しましょう。
正式な照会は根拠と提供範囲を責任者が確認する
会社への警察電話が本物で、捜査に必要な正式な照会である場合は、本人の同意なしに情報提供できることがあります。
個人情報保護委員会は、刑事訴訟法に基づく警察や検察からの照会は、個人情報保護法上の例外に当たると説明しています。
ただし、受付担当者が法令の適用を判断し、電話口だけで資料を読み上げるという意味ではありません。
照会の根拠、対象、回答期限、提供方法を確認し、法務や個人情報管理の担当者が対応します。
書面による照会が届いた場合も、送付元の警察署と担当者を公式番号から確認してください。
回答する情報は照会された範囲へ限定し、提供日、提供先、回答内容を記録として残します。
会社への警察電話で書面を求めるべき場面
社員の住所、通信記録、勤務記録など、重要な情報を求められた場合は、書面での照会を確認します。
緊急時には口頭照会が行われる可能性もあるため、書面がないだけで一律に拒否する必要はありません。
その場合でも、相手の身元、法的根拠、緊急性を責任者が確認してから回答してください。
会社の規程で書面確認が必要と定めている場合は、その手順を警察側へ説明します。
会社への警察電話へ回答した後の記録
受電日時、警察署名、担当者名、確認した代表番号、照会内容、回答内容を残します。
誰が回答を承認し、どの方法で情報を提供したかも記録してください。
社員本人へ照会の事実を知らせるかどうかは、捜査への影響もあるため自己判断で決めません。
警察や法務担当者へ確認し、必要な範囲で社内共有を行います。
会社への警察電話が正式な照会でも、受付で答えず、法的根拠と提供範囲を責任者が確認して記録を残しましょう。
個人情報保護委員会のガイドラインでは、刑事訴訟法に基づく捜査関係事項照会などは、本人同意を得ずに情報提供できる例として示されています。
一方、法令に具体的な根拠があっても提供自体が義務ではない場合があるため、受付が「警察だから必ず答える」と決めず、必要性と合理性を責任者が確認します。
| 段階 | 受付担当者が行うこと | 責任者が確認すること |
|---|---|---|
| 受電 | 所属・氏名・代表番号・内線・用件を記録 | 緊急性と社内窓口 |
| 本人確認 | 公式番号へ折り返す | 担当者と照会根拠の実在 |
| 情報確認 | 受付では回答を保留 | 必要性・対象・提供範囲 |
| 回答 | 承認者から安全な方法で提供 | 回答内容と送付先 |
| 終了後 | 受電記録を共有 | 保存期間と本人通知の要否 |
電話で口頭回答するのか、書面や安全な送付方法で提出するのかも重要です。
住所や勤務記録を通常のメールへ添付するなど、照会が正当でも提供方法が不適切なら漏えいにつながります。
会社が定める暗号化、受け渡し、承認の手順を使います。
照会対象ではない社員や来訪者の情報が記録へ含まれる場合は、そのまま一式を渡さず、必要な範囲を切り出せるかを確認します。
防犯カメラ映像や入退館記録は第三者も映り込むため、対象日時と場所を狭める作業が必要です。
警察から会社に電話が来る主な用件と対応
警察からの連絡が、必ず社員の犯罪関与を意味するわけではありません。
事故、落とし物、目撃者への連絡、捜査協力など、用件によって必要な社内対応が変わります。
事件・事故・落とし物など用件を切り分ける
警察から会社に電話が来る理由は、社員が事件や事故の当事者になった場合だけではありません。
社員が落とし物を届けた、目撃者になった、緊急連絡先として会社が登録されていた可能性もあります。
用件を聞く前から、社員が犯罪へ関係していると決めつけないことが大切です。
一方で、受付担当者へ詳しい事故状況や捜査内容を話す必要がない場合もあります。
相手の身元を確認した後、対象社員、上司、総務など、必要な人だけへ連絡してください。
会社として対応が必要か、本人への伝言だけでよいかを、警察担当者へ確認します。
警察から会社に電話で本人への連絡を頼まれた場合
社員が在席していても、突然警察へ電話をつなぐ前に、本人へ用件の概要を伝えます。
本人が動揺する可能性もあるため、周囲へ聞こえない場所で伝える配慮が必要です。
警察署の公式番号と担当者名を本人へ共有し、本人側から折り返す方法もあります。
受付が社員の携帯番号を警察へ渡すより、会社側から本人へ連絡するほうが安全です。
警察から会社に電話で事故の緊急連絡が来た場合
社員本人や家族に関する事故の連絡では、迅速な対応が必要になる場合があります。
それでも相手の所属と連絡先を記録し、責任者へ同時に報告してください。
社員本人へ伝える際は、確認できた事実だけを伝え、推測や未確認の情報を加えません。
家族への連絡や早退の判断は、人事や上司と連携して進めます。
警察から会社に電話が来ても社員の犯罪関与とは限らないため、用件を確認し、必要な関係者だけへ落ち着いて引き継ぎましょう。
映像や入退館記録の提供は保存と回答を分ける
会社への警察電話では、社員への事情確認、監視カメラ映像、入退館記録などの提供を求められることがあります。
これらは会社が管理する情報であり、受付担当者や現場社員が個人の判断で提供するものではありません。
映像や記録には対象者以外の個人情報や営業秘密が含まれる可能性もあります。
警察の担当者、捜査の根拠、必要な期間と範囲、受け渡し方法を確認してください。
データの保存期間が短い場合は、消去を防ぐために責任者へ早く連絡する必要があります。
ただし、保存することと警察へ提供することは別の判断なので、社内手続きを分けて進めます。
会社への警察電話で防犯カメラ映像を求められた場合
映像の日時、場所、対象となる人物や車両、必要な時間帯を確認します。
該当映像が存在するかを確認し、上書きされる前に保存できるかを管理者へ相談してください。
警察へ渡す際は、複製方法、受領者、受け渡し日時を記録します。
映像をメールや私物の記録媒体で安易に送らず、会社が認めた方法を使います。
会社への警察電話で社員へ事情確認を求められた場合
対象社員の在席を答える前に、相手の身元と用件を確認します。
本人への連絡は上司や法務と相談し、業務時間中の面談場所や同席者を決めてください。
任意の事情聴取なのか、法的な手続きがあるのかも確認が必要です。
会社として法律相談が必要な場合は、顧問弁護士などへ早めに相談します。
会社への警察電話で捜査協力を求められたら、対象範囲と根拠を確認し、データ保存と情報提供を分けて管理しましょう。
社員本人へ伝言するだけで足りる連絡なら、会社から社員へ警察署名と担当者名を伝え、本人側から公式番号へ折り返す方法があります。
会社が社員の携帯番号を外部へ渡さずに連絡を成立させられるため、緊急性と情報保護を両立できます。
個人情報を含むメモや記録の扱いは、
も確認してください。
データの保存期間が迫っている場合は、責任者の指示で対象データを保全し、通常の自動削除を止めることがあります。
これは証拠を失わないための保存であり、警察へ提供する判断とは別です。
保存した段階で受付担当者がコピーを持ち出したり、個人端末へ転送したりしないようにします。
社員への事情確認を求められた場合も、受付が本人の勤務予定や居場所を詳しく答えるのではなく、総務や上司から本人へ連絡します。
警察署名、担当者名、公式番号を本人へ伝え、どの方法で連絡を取るかを責任者と決めます。
偽警察から会社への電話を見抜くポイント
偽警察の電話は、実在する番号の表示、警察手帳や逮捕状の画像、強い口調を組み合わせて信用させます。
SNSやビデオ通話、送金、口止めが出た時点で通話を続けず、公式窓口へ相談してください。
金銭・口座・暗証情報の要求には応じない
警察から会社に電話が来たとしても、捜査を理由に送金や暗証番号を求めることはありません。
警察庁は、警察官を名乗る者が資金調査などを理由に金銭をだまし取る手口を注意喚起しています。
会社の銀行口座、ネットバンキングの情報、認証番号を尋ねられたら、すぐに通話を終えてください。
社員個人の口座が犯罪に使われたと言われても、受付から本人の携帯番号や住所を教えないようにします。
相手が逮捕や会社への捜索を持ち出しても、恐怖から即座に情報を渡してはいけません。
上司や経理、情報システム部門へ連絡し、公式の警察窓口へ相談します。
警察から会社に電話で要求されても応じないもの
現金の振り込み、暗号資産の購入、会社口座からの資金移動には応じません。
ネットバンキングの利用者番号、パスワード、認証コードも伝えないでください。
遠隔操作ソフトを入れるよう求められた場合も、情報システム部門へ相談します。
社員証、身分証明書、通帳の画像をSNSへ送る指示にも従わないようにします。
警察から会社に電話が来たと偽る詐欺への初動
通話を終え、受電番号、時刻、名乗った所属、要求内容を記録してください。
会社の経理口座やシステムへ影響がないか、関係部署へ確認します。
情報や認証番号を渡した場合は、パスワード変更や口座停止を急ぎます。
警察と個人情報管理責任者へ報告し、同じ電話が別部署へ来る可能性も共有してください。
警察から会社に電話が来て金銭、暗証番号、認証コードを求められたら、詐欺を疑って通話を切り、社内と警察へ相談しましょう。
SNS・ビデオ通話・逮捕状画像への誘導を断る
会社への警察電話から、SNSの友だち追加やビデオ通話へ移るよう求められた場合は警戒してください。
警察庁は、偽警察官がビデオ通話で警察手帳や逮捕状の画像を見せる詐欺を注意喚起しています。
画面上で制服や警察手帳が見えても、画像や映像を加工している可能性があります。
受付担当者の個人スマートフォンへ移動するよう求められても、応じる必要はありません。
捜査内容を同僚や上司へ話すなと口止めされた場合も、詐欺を疑う強い材料になります。
個人のSNSへ移動してはいけません。
会社への警察電話で送られた逮捕状や書類
警察や検察を名乗る相手が、SNSで逮捕状の画像を送って不安をあおる手口があります。
画像に氏名、住所、顔写真が載っていても、正規の書類だと判断してはいけません。
送られたリンクを開くと、偽の警察サイトへ誘導される場合もあります。
URLをクリックせず、画面を保存して警察や情報システム部門へ相談してください。
会社への警察電話で個人端末を使わせない
代表電話で受けた用件を、受付担当者の携帯電話や個人SNSへ移す必要はありません。
会社の管理外へ会話が移ると、録音や記録が残らず、情報漏えいの危険も高まります。
相手が会社の回線では話せないと主張しても、公式番号へ折り返す方針を変えないでください。
社用端末であっても、SNSによる警察対応は管理者の確認なしに行わないようにします。
会社への警察電話からSNSやビデオ通話へ誘導されたら、その場で応じず、公式番号と社内の正規手順へ戻してください。
警視庁は、実在する代表番号や末尾「0110」を着信画面へ偽装する手口を注意喚起しています。
警察がSNSやビデオ通話で連絡し、逮捕状の画像を見せたり、資金調査を理由に送金を求めたりすることはないと案内しているため、会社の受付マニュアルにも明記します。
偽警察は、相手が知っている社員名や住所を読み上げ、情報が一致することで信用させる場合があります。
相手が社内情報を知っていても本人確認の証明にはならないため、「その情報は正しいです」と認める返答をせず、同じ折り返し手順を使います。
送金要求がなくても、社員名簿、役員の予定、経理担当者名、口座の有無を聞き出す電話は危険です。
別の詐欺へ使う事前調査の可能性があるため、不審な質問内容を記録し、代表電話を受ける部署と情報システム・総務で共有します。
警察から会社に電話が来た場合のマニュアルと例文
受付担当者ごとに言い方が違うと、急かされた人だけが情報を答える事故が起きます。
確認項目、断り方、折り返し、記録、緊急時の第二連絡先まで一つのマニュアルへまとめます。
受付で使う確認と保留の例文を統一する
警察から会社に電話が来たときの対応を担当者の経験へ任せると、回答内容に差が生まれます。
新人は警察という肩書きに緊張し、確認手順を飛ばして社員情報を答える可能性があります。
受付用の例文を作り、相手の身元確認、回答保留、責任者への引き継ぎを同じ順番で行います。
例文は相手を疑う言い方ではなく、会社の情報管理手続きとして説明するのがポイントです。
本物の警察にも失礼にならず、偽警察には情報を渡さない表現を準備してください。
定期的な電話訓練を行い、急かされた場合や怒られた場合の対応も練習します。
警察から会社に電話が来たときの確認例文
「恐れ入りますが、弊社の確認手続きにより、警察署名、部署名、お名前を伺っております」と伝えます。
「代表番号と内線番号を確認し、担当部署から折り返してもよろしいでしょうか」と続けてください。
社員情報を聞かれたら、「受付からは回答できないため、確認後にご連絡いたします」と答えます。
回答期限がある場合は時刻まで聞き、責任者へ至急の案件として引き継ぎます。
警察から会社に電話が来て強く迫られた例文
「緊急のご用件であることは承知しましたが、受付では情報を回答できません」と伝えます。
「直ちに責任者へ連絡し、確認でき次第、代表番号から折り返します」と説明してください。
「確認を行わない対応はできかねます」と同じ方針を繰り返し、議論を長引かせません。
身の危険を感じる発言や脅しがあれば、通話を終了して警察へ相談します。
警察から会社に電話が来た場合の例文を統一し、受付担当者が相手の勢いに押されず確認手順を守れるようにしましょう。
言い方を柔らかく整える場合は、
を組み合わせてください。
受電記録を残し同じ手口を社内で共有する
会社への警察電話は、受けた担当者だけの記憶に残さず、決められた様式で記録する必要があります。
記録があれば、同じ警察署を名乗る電話が別の部署へ来たときに比較できます。
本物の照会でも、誰がどの情報を提供したかを後から確認できる状態が重要です。
偽警察だった場合は、要求内容や話し方を社内へ共有し、二度目の被害を防げます。
記録には社員の機微な情報が含まれる可能性があるため、閲覧できる人を限定してください。
保存期間と廃棄方法も決め、必要以上に個人情報を残し続けないようにします。
会社への警察電話の記録項目
受電日時、着信番号、相手の所属、氏名、代表番号、内線、用件を記録します。
対象社員、求められた情報、回答した内容、回答を保留した内容も分けて残してください。
折り返し確認を行った人、確認先、確認結果、最終対応者を記録します。
詐欺の可能性がある場合は、SNSへの誘導、金銭要求、脅しの内容も追記します。
会社への警察電話マニュアルの見直し方
実際の受電事例を四半期ごとなどに振り返り、迷った質問をマニュアルへ追加します。
警察を名乗る詐欺の手口は変化するため、警察庁や警視庁の注意喚起も定期的に確認してください。
総務だけでなく、受付、経理、情報システム、人事にも同じ初動を共有します。
連絡網が古くなっていないか、責任者不在時の第二連絡先も確認します。
会社への警察電話は受電から回答まで記録し、実例と最新の詐欺手口を使ってマニュアルを継続的に更新してください。
| 確認項目 | 受付で行うこと | 確認先 |
|---|---|---|
| 警察署・部署・氏名 | 復唱して記録 | 警察署の公式代表番号 |
| 代表番号・内線 | 自分で番号を調べる | 公式の代表窓口 |
| 用件・対象社員 | 社員情報は先に答えない | 総務・法務・人事 |
| 回答期限 | 日時を記録 | 社内責任者 |
| 照会の根拠 | 受付で法的判断をしない | 法務・個人情報責任者 |
| 電話の特徴 | 危険な要求 | 推奨する対応 |
|---|---|---|
| 末尾が「0110」 | 番号表示だけで信用させる | 公式番号へ折り返す |
| 社員情報の照会 | 携帯・住所を即答させる | 責任者へ引き継ぐ |
| SNSへの誘導 | 逮捕状や警察手帳を送る | 登録・返信をしない |
| 金銭の要求 | 資金調査名目で送金させる | 警察・金融機関へ連絡 |
| 口止めや脅し | 誰にも話すなと迫る | 通話を終了して共有 |
マニュアルは「通常」「緊急」「不審」の三つに分けると使いやすくなります。
通常は折り返し、事故など緊急連絡は責任者へ即時連絡、不審な要求がある場合は通話終了と警察相談というように、受付担当者が法律判断をせず行動を選べる形にします。
記録項目を会話の流れへ落とし込む方法は、
で整理できます。
マニュアルには、通常時間帯だけでなく、早朝・夜間・休日の連絡先も記載します。
責任者へつながらないときに受付が独断で回答しないよう、「回答を保留して翌営業日に折り返す場合」と「事故などで第二連絡先へ即時連絡する場合」を分けます。
訓練では、相手が強い口調で「捜査妨害になる」と迫る場面も想定します。
受付担当者が同じ例文を繰り返し、情報を答えずに通話を終えられるかを確認すると、実際の電話で焦りにくくなります。
警察から会社に電話が来た場合のよくある質問
本物の警察なら必ず答えるのか、0110なら信用できるのかなど、受付で迷いやすい疑問を整理します。
個別案件の法的判断は、社内の法務・個人情報管理責任者と確認してください。
警察から会社に電話が来たら必ず答えなければなりませんか?
本物の警察による法令に基づく照会には回答が必要となる場合がありますが、受付が電話口ですぐ答える必要はありません。
相手の身元、照会の根拠、必要な情報の範囲を確認し、会社の責任者から回答してください。
警察から会社に電話が来たとき社員の在籍を答えてよいですか?
在籍の有無も社員の勤務先に関する情報なので、受付だけで回答せず、社内ルールに従うのが安全です。
正当な照会だと確認した後に、必要な範囲だけを責任者から回答します。
会社への警察電話が「0110」なら本物ですか?
末尾が「0110」の警察署番号を着信画面へ偽装する手口が確認されているため、番号表示だけでは本物か確かめられません。
一度電話を切り、自分で調べた警察署の公式代表番号へ折り返してください。
警察から会社に電話が来て社員の携帯番号を聞かれたらどうしますか?
受付から携帯番号を教えず、相手の身元を確認して、会社側から社員へ連絡する方法を選びます。
正式な照会として番号の提供が必要な場合は、責任者が根拠と提供範囲を確認して対応します。
会社への警察電話を折り返すのは失礼ではありませんか?
情報管理のために公式番号から確認する手順は失礼ではなく、個人情報保護委員会も折り返し確認を望ましい対応として示しています。
相手へ会社の手続きであることを説明し、代表番号と内線を聞いてください。
警察から会社に電話が来てSNSへ誘導されたらどうしますか?
警察官を名乗る者がSNSやビデオ通話で逮捕状などを見せる詐欺があるため、その場で登録や返信をしないでください。
通話を切り、公式の警察窓口または警察相談専用電話へ相談します。
会社への警察電話で逮捕や捜索を予告されたらどうしますか?
受付担当者が恐怖から情報や金銭を渡さず、相手の所属を記録して、上司や法務へ直ちに連絡します。
本物か不明な場合は公式番号へ折り返し、脅しや送金要求があれば警察へ相談してください。
警察から会社に電話が来たときのまとめ
会社受付が担うのは、捜査内容の判断ではなく、安全な確認と正確な引き継ぎです。
最後に、受電から回答までの順番を再確認します。
警察から会社に電話が来ても、受付担当者が在籍、住所、携帯番号をその場で答える必要はありません。
所属、氏名、代表番号、内線、用件を記録し、自分で調べた警察署の公式番号へ折り返します。
正式な照会であれば、法務や個人情報管理の責任者が根拠と提供範囲を確認して回答してください。
着信番号の偽装、SNSへの誘導、金銭や認証番号の要求があれば、偽警察を疑って社内と警察へ相談します。
警察から会社に電話が来たときは、即答しない、公式番号へ折り返す、責任者へ引き継ぐという三つの手順を徹底しましょう。
受電から回答までの順番を社内で固定する
受付では、相手の所属と用件を記録し、公式番号へ折り返し、責任者へ引き継ぐところまでを担当します。
正当な照会だと確認できた後は、法務や個人情報管理責任者が根拠と範囲を確認し、必要最小限の情報だけを記録が残る方法で提供します。
不審な場合は通話を終了し、警察相談専用電話「#9110」や最寄りの警察署へ相談してください。
確認時は、
と、
を参照できます。




















































































