- 美容師の友人に聞いた「正しいシャンプーの10のこと」
- 「正しいシャンプーの10のこと」①まずブラッシング
- 「正しいシャンプーの10のこと」②すすぎのお湯は38℃
- 「正しいシャンプーの10のこと」③使用量はS2ml,M4ml,L6ml
- 「正しいシャンプーの10のこと」④泡立ては3step
- 「正しいシャンプーの10のこと」⑤指の腹で洗おう
- 「正しいシャンプーの10のこと」⑥髪ではなく頭皮を洗おう
- 「正しいシャンプーの10のこと」⑦5本指は全使用
- 「正しいシャンプーの10のこと」⑧頭皮をまわす感覚大事
- 「正しいシャンプーの10のこと」⑨スリ指で円を描く
- 「正しいシャンプーの10のこと」⑩筋肉と膜は洗い分け
- 【まとめ】美容師に聞いた「正しいシャンプーの10のこと」
美容師の友人に聞いた「正しいシャンプーの10のこと」
シャンプーは汗や皮脂、ふけ、ワックスやヘアクリームなどの毛髪用化粧品の残り、空気中のちりやほこりなどといった頭部の汚れを洗い流すことで、清潔かつ美しい頭髪・頭皮を保つだけでなく、健康な毛髪を育てるためにも、シャンプーはとても重要な習慣なのです。
逆に正しいシャンプーを行わなければ、薄毛の原因になります。また、頭皮のかゆみやフケ、赤みなど、さまざまなトラブルが起こる可能性があります。
そのため、きちんと毎日おこなった方がいいのですが、正しいやり方を理解している人は意外と少ないんです。
「シャンプー剤をつけて髪を洗えばいい」と考えてる方も多いと思いますが、これは要注意です。毎日のシャンプーの仕方で頭皮環境に大きく差が出てきます。
もちろん女性も男性も同様です。いくら良いシャンプーを使っても、誤ったシャンプーをしていれば頭皮環境が改善されることはありません。
①まずブラッシング
②すすぎのお湯は38℃
③使用量はS2ml,M4ml,L6ml
④泡立ては3step
⑤指の腹で洗おう
⑥髪ではなく頭皮を洗おう
⑦5本指は全使用
⑧頭皮をまわす感覚大事
⑨スリ指で円を描く
⑩筋肉と膜は洗い分け
今回は「正しいシャンプーの10のこと」について解説します。正しい頭皮ケア、毛髪ケアの第一歩となりますので、是非参考にしてみてください。
「正しいシャンプーの10のこと」①まずブラッシング
シャンプーの前に、ヘアブラシを使いブラッシングしましょう。
ブラッシングというと、朝のイメージがあると思いますが、実はその効力が最も発揮されるのはシャンプー前なのです。
シャンプー前にブラッシングをすることで、頭皮や髪の毛に付いた汚れ、ホコリ、抜け毛、スタイリング剤、を取り除く効果や、頭皮の皮脂などを浮かせる効果があります。
特に抜け毛は1日に100本以上あると言われています。
抜け毛を残したままでシャンプーすると、キューティクルを傷めやすくなります。抜け毛やいつ抜けてもおかしくない髪をあらかじめ取り除くことで、シャンプー時の絡まりを防ぎ、泡立ちもアップすることができます。ダメージ予防としても効果的です。
また、抜け毛を取り除くことで、新しく生えてくる髪の毛も育ちやすく、強くて健康な髪を育てることができます。
そして髪のほつれや絡まりも取っておくことで、洗髪中に髪が絡まるのを防ぐ効果もあります。髪は濡れると絡まりやすくなる性質をもっているので、事前に小さな絡まりをほどいておく必要があるのです。
ブラッシングで適度な刺激を頭皮に与えることで、血行促進による育毛、髪のツヤ、潤いをもたらす効果も期待できます。
頭皮は顔の皮膚とつながっているので、同時に顔の血行もアップし、リフトアップにもつながります。
効果的なブラッシングは下記の通りです。
1.ブラシは、毛先から優しく通していきます。
根元から通すと、絡まったり引っかかりやすくなります。引っかかると枝毛ができたり、ダメージしたりするので注意しましょう。
2.毛先を通し終えたら、オールバックにとかします。
全ての髪にブラシを通すイメージで、根元から毛先に向かってブラッシングします。
3.フロントブラッシング
オールバックではとかしきれなかった襟足付近から、フロントに向かってブラッシングします。
「正しいシャンプーの10のこと」②すすぎのお湯は38℃
お湯の温度は、少しぬるめの38度くらいに設定するのがベストです。
シャンプーで落としたい汚れは「脂汚れ」です。
脂汚れを落とすためには必要なのがシャンプー剤に含まれてる界面活性剤です。そして界面活性剤の効果に影響があるのがお湯の温度なのです。
お湯の温度が高くなると脂を落とす力が強くなる反面、脂を落としすぎて髪を傷めることになります。
頭皮や髪の乾燥を引き起こし、フケ・かゆみ・あかみといった頭皮トラブルを引き起こします。また、ヘアカラーをしている場合、色落ちの原因にもなります。
逆に湯温が低いと十分な洗浄力が得られず汚れが落ちなくなってしまいます。
「正しいシャンプーの10のこと」③使用量はS2ml,M4ml,L6ml
シャンプーには、1回分の適正量があります。シャンプーは量が多ければ髪や頭皮がキレイになるということではありません。
あまり大量に付けると皮脂が流れすぎて薄毛のリスクも出てきます。
メーカーやポンプの種類で1プッシュの量が異なりますが、2プッシュ(6ml)で使用するのが推奨されています。ただし髪の長さでも必要なシャンプーの量が変わります。
ロングの長さで6mlと考えて、ミディアム4ml、ショート2mlで調整するのが良いでしょう。シャンプーを2回するなら、2回目はその半分以下です。
「正しいシャンプーの10のこと」④泡立ては3step
シャンプーする際はしっかりと泡立てましょう。泡立ってないままシャンプーをすると、摩擦で絡まりや抜け毛を引き起こすことがあります。
step1.入念に予洗いする
予洗いは、泡立ちをよくする為の下準備です。しっかりとすればする程、泡立ちが良くなります。
髪の皮脂汚れ、スタイリング剤を落とすイメージで、たっぷりの38℃くらいのぬるま湯とともに頭皮をかきましょう。
髪全体をたっぷり水で濡らしておくことで、髪と頭皮に付着した皮脂や汚れが落ち、シャンプーが泡立ちやすくなります。
2分ほど時間を使い、でしっかりと予洗いしましょう。
step2.手のなかで泡をつくるように泡立てる
予洗いを終えたら、手のひらにシャンプーを出し、水分を少しずつ加えながら空気を含ませていきます。
シャンプーと水と空気を1:1:1で混ぜるてから頭にのせると、泡立ちやすくなります。
step3.頭の上でモコモコ泡をつくる
手のひらで泡立てる事ができたら、頭頂部にシャンプーをのせ、大きく円を描くようになじませて、泡立てます。
泡だってきたら、両サイド、襟足、毛先にもシャンプーをつけ、全体的に泡立てていきます。このときも、空気を含ませるように意識しましょう。泡が固くなってきたら、そのままシャンプー行いましょう。
泡立たないときは予洗いが足りていないので、もう一度軽く流しましょう。シャンプー剤の量を増やしたところで、重くべたついた泡になり、良い泡は立ちません。潔く一度お湯で流してしまいましょう。
また、皮脂や整髪料の汚れが強いときはすぐに泡が無くなってしまいますので、一度洗い流したあと再度同じように泡立てて洗ってください。
「正しいシャンプーの10のこと」⑤指の腹で洗おう
よく泡立ったら頭皮につけて指の腹を使って頭皮を優しくマッサージするように洗います。
頭皮の表面をやさしくなでるように下から上へと洗います。力を入れる必要はありません。指を小刻みに動かしながら丁寧に洗うよう心がけてください。
注意すべき点は爪を立てて洗いことです。地肌を痛めてしまいます。シャンプー後に頭皮がヒリヒリする人は、爪などで傷つけている可能性が高いです。
また、ゴシゴシ洗いすぎると頭皮が乾燥し敏感になるのでそちらも注意が必要です。
「正しいシャンプーの10のこと」⑥髪ではなく頭皮を洗おう
シャンプーは、髪の汚れを洗い流すというよりは、頭皮の汚れを洗い流すことが目的です。
髪につく汚れは、ほこりや花粉、化学物質などがありますが、正直これらは流水だけでも洗い流せます。
それどころかシャンプー剤で髪を洗うと、それだけで髪のダメージにつながります。なぜなら水分を含んだ髪は外部からの刺激に弱いのです。
しかし、頭皮の汚れは皮脂によるものなので、シャンプーを使わなければ洗い流せないのです。
「正しいシャンプーの10のこと」⑦5本指は全使用
頭皮を洗う時は両手の5本指全部を総動員で地肌を軽く、くるくると全体に円を書いていきます。
爪を立てずに、指の腹を使い、隅々まで、リズムよく、強弱のある洗い方をしましょう。
「正しいシャンプーの10のこと」⑧頭皮をまわす感覚大事
シャンプー時は常に頭皮をまわす感覚が大事です。
後頭部(左右の耳の後ろ・襟足)は円を描き、頭皮をマッサージするように指を動かします。耳後ろには太いリンパが流れているので、ここをマッサージすることで、老廃物も流れやすくなります。
側頭部(左右の耳の上・こめかみ)は、左右の耳の上から頭頂部に向かって、側頭部を指の腹を円を描くように動かしながら洗い上げていきます。
「正しいシャンプーの10のこと」⑨スリ指で円を描く
シャンプーの基本動作は、頭皮の上で、指の腹を使って弧を描くようにすることです。指を上下に動かさないよう注意が必要です。
この基本動作を行うことでシャンプー剤が泡立ちます。泡立ったシャンプー剤は髪に浸透するので、髪自体を指で刺激しなくてもキレイになります。
むしろ変に髪を洗おうとすると、髪を刺激してしまい、ダメージにつながります
「正しいシャンプーの10のこと」⑩筋肉と膜は洗い分け
頭には筋肉があり、前頭筋、側頭筋、後頭筋の3エリアの筋肉とそれを覆う筋膜が存在します。
しかし頭のある部分にだけ筋肉はありません。それは帽状腱膜(ぼうじょうけんまく)と言われる部分で、頭のテッペンの部分です。
帽状腱膜では血流のポンプとなる筋肉が無いため、血流が滞りやすくなります。すると、老廃物の排泄が滞り、栄養不足になりがちで頭部のコリや頭皮のむくみ、そして薄毛を招きます。
例えるならば、「サザエさん」の波平さんの髪が生えているところは、筋肉の部分です。逆に生えていないところは、帽状腱膜の部分となります。
なので、帽状腱膜は外から動かしてあげないと、血液の循環が悪くなり、どんどん硬くなります。つまり、シャンプーと同時にマッサージをし、血行を良くすることが重要なのです。
最近では『筋膜リリース』と言う言葉を耳にする機会も多くなりました。
筋膜リリースとは、筋肉に癒着して硬直している筋膜をほぐし、筋肉の正常な伸縮性を元に戻すことを意味します。
この筋膜リリースを、頭に行うことで、頭皮の硬さや抜け毛の悩みの他にも、目尻のシワやほうれん線といった顔のたるみの改善につながります。
気になる方は筋膜リリースの方法も詳しく調べてみてください。
【まとめ】美容師に聞いた「正しいシャンプーの10のこと」
正しいシャンプーの10のこと、について紹介しました。
①まずブラッシング
②すすぎのお湯は38℃
③使用量はS2ml,M4ml,L6ml
④泡立ては3step
⑤指の腹で洗おう
⑥髪ではなく頭皮を洗おう
⑦5本指は全使用
⑧頭皮をまわす感覚大事
⑨スリ指で円を描く
⑩筋肉と膜は洗い分け
シャンプーは髪をシャンプー剤で洗うためのものと勘違いしてしまうと、髪のダメージに繋がり危険です。
シャンプーの目的は、頭皮の洗浄で、頭皮に溜まった老廃物や皮脂の汚れを落としてあげるための行いというとことをしっかり認識しましょう。
あとはマッサージによって普段動かさない頭部の筋肉をシャンプーによって動かすことで血の巡りをサポートしてあげるのも大切な目的です。
是非この機会に正しいシャンプーの洗い方を知って試してみてください。
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